吸血鬼 の商品レビュー

牧原勝志(編者),紀田順一郎(監修),荒俣宏(監修)

2023/12/24

最初の方に掲載されている謎の男、吸血鬼、ドラキュラの客といった古い作品は好みだけれど、後半のアメリカのはどうもね。
表紙も好みではないけれど、テーマから見て買わなかったら後悔すると思い入手。
2500円税別なので、幻想怪奇マニアでない普通の読者さんは図書館で買うほうが良いかもね。まあ、私としては買って損した、とは思わなかったけれど。

2023/07/19

ブラム・ストーカー以前の作品が2話。そしてその後、吸血鬼のイメージの変遷を辿るかのように作品が続いてゆく。
どの作品も興味深い。中でも、あのトルストイが書いた枠物語な作品「吸血鬼(ウプイリ)」鏡に映らない吸血鬼という設定に写真機が絡んでくるカール・ジャコビ「黒の啓示」子供達から見た吸血鬼リチャード・マシスン「血の末裔」「白い絹のドレス」が強く印象に残った。