過労死 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
新着コーナーで手に取った。結果的に「大人のいじめ (坂倉昇平著、講談社現代新書)」なのだが、日本の職場にはびこる組織的ハラスメントのお勉強だな。 過労死に係る活動や研究は30年以上におよび、その成果が少しずつでも前進していることがわかる一冊だ。地道な活動をしてくれている弁護士、医師、遺族などが少しずつ勝ち取ってきたことに感謝したい。日本人の意識が変わらないと、同胞はもちろん外国人の人権を大切にするこころを取り戻すべきだ。
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日本においては1980年代後半以降、過労死が大きな社会問題となっている。現在も引き続き問題は深刻で、加えて2020年2月からは新型コロナの感染が拡大し、いわゆるエッセンシャルワーカーと呼ばれる人々が極めて過酷な労働を余儀なくされている。本書はなくならない過労死の現実とその分析、さ...
日本においては1980年代後半以降、過労死が大きな社会問題となっている。現在も引き続き問題は深刻で、加えて2020年2月からは新型コロナの感染が拡大し、いわゆるエッセンシャルワーカーと呼ばれる人々が極めて過酷な労働を余儀なくされている。本書はなくならない過労死の現実とその分析、さらに過労死をなくすための提言をおこなう。 第1部 過労死と過労自殺の事例(トヨタの事例;遺族は語る) 第2部 過労死と過労自殺の分析(精神医学・公衆衛生学から見た過労死・過労自殺;過労死研究の経過と現代の課題;国際人権の視点から見た過労死と過労自殺の問題;ジェンダーの視点から過労死を考える;過労死110番運動の歩みと過労死防止の課題;【付属資料】過労死110番への相談内容の推移) むすび―過労死をなくすために
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