茶の湯の歴史を問い直す の商品レビュー

橋本素子(編著),三笠景子(編著)

2024/06/01

流し読みながら、栄西、村田珠光(珠光)以来、漢から和、茶道への一本の流れとして語られるが、室町時代の飲食饗応の一環としての茶や禅寺の茶の扱い、青磁、砧などの価値観や意味の変化など。

2023/04/19

タイトルのとおり、由緒論に終始していた茶道史を文献史学の諸分野からのアプローチを撚り合わせて喫茶文化史を構築するもの。
茶の湯が足利将軍家の宴会と禅宗寺院の饗応の作法を受容し成立発展したものであることや、上層町人層と武家との結節点であった茶の湯、大友氏に見る喫茶文化の地域性など。道具も由緒に縛られずに考察している。

2023/03/23

茶の湯の歴史を問い直す　
橋本素子　筑摩書房

伝説も事実の一部で歴史の内であろう
大上段に構えての切り込みならば
時系列に並べ直すことや
このカミシモを着たような文体自体が
物足りない
所詮学者のゴタクの次元のようだ