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お墓、どうしてます?キミコの巣ごもりぐるぐる日記 の商品レビュー

4.5

23件のお客様レビュー

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2023/03/21

あずきバー好きなお父さん亡くなったのね。 亡くなってすぐにお父さんの残した会社の整理をしなきゃならないのが、大変。悲しんでる暇もない。 「死んだ父」という存在の収まりどころが見つからない(p86)というのもよくわかる。 年老いた母の夢に死んだ人がしょっちゅう登場するのは「死ん...

あずきバー好きなお父さん亡くなったのね。 亡くなってすぐにお父さんの残した会社の整理をしなきゃならないのが、大変。悲しんでる暇もない。 「死んだ父」という存在の収まりどころが見つからない(p86)というのもよくわかる。 年老いた母の夢に死んだ人がしょっちゅう登場するのは「死んだ人が何かをしらせに夢に出る」のではなく、「夢に出てくるほど親しかった人は既にほとんど死んでいる」から(p116)、というのも高齢者あるある。 唯一安らぐのは新しく来た猫の存在。斎藤くん以来17年ぶりの猫とあって、公子さんを読み始めてもうそんなに経つのかと驚く。 気になってこれも久々にTwitterを見たら、お母さんも亡くなったようで、年齢を考えれば仕方ないこととはいえ、家族を立て続けに亡くすのは、とても辛いだろうと思う。 どうか猫とともに、とりあえず元気でいてほしいと願うような気持ちです。 この本はいつも通りとても面白く、暗いところはないのだけど、書けない気持ちもたくさんあるだろうと推測します。 公子さん、書き続けてくださいね。

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2023/03/05

父の急逝から1年半。骨壷は神棚の上に置かれたまま。いよいよお墓を買うべきか悩むキミコさんのもとに、コロナ禍が到来し…。つれづれ北海道日記。『小説すばる』連載を加筆し単行本化。 ケメコ先生がお墓を買えますように…。

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2023/03/03

相変わらずの決断力のなさ(笑)。 さすがのキミコさんでも、市営霊園の抽選に当選したからには腹を括って行動するだろう(お墓を建てるだろう)と思っていたのに、そこからもまさかのうだうだっぷり。私は気になることは早めに済ませたい性質なので、本気で信じられませんでした。驚愕。 連載の取...

相変わらずの決断力のなさ(笑)。 さすがのキミコさんでも、市営霊園の抽選に当選したからには腹を括って行動するだろう(お墓を建てるだろう)と思っていたのに、そこからもまさかのうだうだっぷり。私は気になることは早めに済ませたい性質なので、本気で信じられませんでした。驚愕。 連載の取材先も、仁徳天皇陵とかじゃなく(結局コロナ禍で実現しなかったけど)、普通に身近な霊園や石材店にすれば良かったのでは・・・。そうしたら仕事しながら問題も片付いたんじゃ?(読者的にも参考になるし)と思ったけれど、それだと面白くなかったのかな。 読み物としては笑えました。

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2023/02/25

タイトルに惹かれて手に取りました。 我が家も本当どうする! 公子さんちのお墓問題に、深刻何だけどカラッとした内容にクスッと笑えました。

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2023/02/21

ただただ生活を綴っていて、ゆるーい流れの川に流されていくような感覚。 親族が亡くなったり病気をしたり大変なことはあったのに、川の流れは変わらず、止まらない。 (ご本人もどこかの後書きで、人生を川の流れに例えていたような?) 読み終わってふと、デビュー作頃のエッセイを読み直したら、...

ただただ生活を綴っていて、ゆるーい流れの川に流されていくような感覚。 親族が亡くなったり病気をしたり大変なことはあったのに、川の流れは変わらず、止まらない。 (ご本人もどこかの後書きで、人生を川の流れに例えていたような?) 読み終わってふと、デビュー作頃のエッセイを読み直したら、本当にずっと雪かきしながら文句言ってることに気づきました。変わらなさにほっとしました。 これからもずっと、公子さんの作品が読み続けられますように。

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2023/02/21

お墓に纏わるエッセイかと思いきやコロナ禍到来により「キミコの巣ごもりぐるぐる日記」の方がメインタイトルに相応しい内容になっていて可笑しい。 生前「あんた達にはなんも迷惑かけないようにちゃんとしてあるから」と宣言していた父親が急逝して1年半。 蓋を開ければなんもしていない。 墓...

お墓に纏わるエッセイかと思いきやコロナ禍到来により「キミコの巣ごもりぐるぐる日記」の方がメインタイトルに相応しい内容になっていて可笑しい。 生前「あんた達にはなんも迷惑かけないようにちゃんとしてあるから」と宣言していた父親が急逝して1年半。 蓋を開ければなんもしていない。 墓もなく骨壷は神棚の上に置かれたまま。 個人経営の会社もそのまんま。 こりゃ大変だ。 それに加え北海道在住のキミコさんの除雪問題や隣家の騒音問題。 雪も問題も山積みで苦労が偲ばれる。 でも苦労を笑いに変えて届けてくれるキミコさんに感謝。 どうかお元気で。

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2023/01/21

連載開始と共にコロナ禍となったため、ほぼ身の回り、家や近所でのお話ですが、さすが公子先生の文章。今回もおもしろいです。 自分も老いた娘として、共感すること多数。いつのまにか親ではなく自分が動かねばならないことも増えていたり。

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2023/01/14

安定のおもしろさ。 コロナが蔓延した頃から始まり、当初は全国の墓「たとえば仁徳天皇陵とかです」を見に行く筈が「巣ごもり日記」に。 ずっと北海道にいるので、(当たり前だけど)北海道の記述が多くなり、道外の人間からすると、それもおもしろかった。 ストーブの分解点検とか、排雪業者との契...

安定のおもしろさ。 コロナが蔓延した頃から始まり、当初は全国の墓「たとえば仁徳天皇陵とかです」を見に行く筈が「巣ごもり日記」に。 ずっと北海道にいるので、(当たり前だけど)北海道の記述が多くなり、道外の人間からすると、それもおもしろかった。 ストーブの分解点検とか、排雪業者との契約とか、初めて聞く単語だった。 それとは別に、年老いたお母様との暮らしぶりも面白げで、読んでいて楽しかった。 亡くなったお父様の気配もあちこちにある。

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2023/01/16

長い雪国の冬籠りには、北大路公子さんが欠かせないというのは私の中の常識になっている。ちょうどのタイミングで新刊が出たので飛びつくようにして読む。 2年前のエッセイ『ロスねこ日記』の時に急逝されたお父さんのお墓をどうするかがテーマの連載で、まずはお墓を知るために仁徳天皇陵へいく(?...

長い雪国の冬籠りには、北大路公子さんが欠かせないというのは私の中の常識になっている。ちょうどのタイミングで新刊が出たので飛びつくようにして読む。 2年前のエッセイ『ロスねこ日記』の時に急逝されたお父さんのお墓をどうするかがテーマの連載で、まずはお墓を知るために仁徳天皇陵へいく(?)という謎企画の最中、コロナ禍が始まって、いつも通りの引き込もり生活になってしまった。 なんだ相変わらずじゃ・・・と思ったらとんでもない。 何もしたくないと言いつつ、雪かきに励み、カニを食べ、ウニを食べ・・・あれ?相変わらずだった?いや、ファミリーのエピソードも安定のレベルで笑える。丹下さんのイラストも、キミコ先生の本質を炙り出すかのような脱力感にますます磨きがかかり、もうこの絵の人のまま、札幌の某所に存在しているとしか思えない。 今回は亡くなられたお父さんの面影があちこちに出てくる。人は忘れられた時に2度目の死を迎えるというが、まだまだお父さんの存在感は健在。時に助けとなり?時に迷惑全開で現れるのである。 肝心のお墓はどうなったか。それも意外な結末が待っている。 ロスねこだったその後にも変化が起きている。(予想通り)

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2022/12/26

期待通りのクスっと笑える快調エッセイ。 コロナの影響で、調査の旅に出れなかったのはイレギュラーだけど、巣ごもりで充分に楽しめました。 なかなか問題毎を解決できないこと、お墓そのものがいるか?と思っていること、家の倒壊を恐れていること(笑)など、共通することが多く、うんうんと頷...

期待通りのクスっと笑える快調エッセイ。 コロナの影響で、調査の旅に出れなかったのはイレギュラーだけど、巣ごもりで充分に楽しめました。 なかなか問題毎を解決できないこと、お墓そのものがいるか?と思っていること、家の倒壊を恐れていること(笑)など、共通することが多く、うんうんと頷くばかり。 新たなテーマで次回のエッセイをお待ちしてますー

Posted byブクログ