蒼色の大地 の商品レビュー
螺旋プロジェクト明治編。 幼い時を共に過ごした若き海賊と軍人とその妹が、海族山族の諍いに巻き込まれていく。島と港町が舞台で移動手段も船、山族の人間も海軍属なので「山」の存在感が薄い。人物同士の動き(行動や感情も含め)も噛み合わない感がありもどかしく…もう少しノッて読みたかったな。...
螺旋プロジェクト明治編。 幼い時を共に過ごした若き海賊と軍人とその妹が、海族山族の諍いに巻き込まれていく。島と港町が舞台で移動手段も船、山族の人間も海軍属なので「山」の存在感が薄い。人物同士の動き(行動や感情も含め)も噛み合わない感がありもどかしく…もう少しノッて読みたかったな。 ちょっと物足りなくもあったのですが、他のレビューを見ると「作者のファンなので読みました」という声が多数。別の作品にもいいものがありそう。読んでみるなら何がいいかな
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螺旋プロジェクト4冊目。 読む順番がこれでいいのかが分からない。過去の作品を何冊か読んだことのある作家さん。その時は面白かったけれど全作品を追いかけるまではいかなかったけれど、、、これは最高に面白かった!螺旋プロジェクトの海族山族の関係が違和感なく無理なく自然に組み込まれている感...
螺旋プロジェクト4冊目。 読む順番がこれでいいのかが分からない。過去の作品を何冊か読んだことのある作家さん。その時は面白かったけれど全作品を追いかけるまではいかなかったけれど、、、これは最高に面白かった!螺旋プロジェクトの海族山族の関係が違和感なく無理なく自然に組み込まれている感じがした。時代的背景とストーリーの内容がイメージしやすかった。主要人物以外の名前が誰がどっちだっけという感じなってしまうことがあったが、どんどん読めたので一気読みした。最近は現代のものを読むことが多かったので、この螺旋プロジェクトでいろいろな時代の物語を読めてうれしい。
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螺旋プロジェクトで読みました。初めて読む作家さん。文章が途切れる感じがして、あまりのめり込めなかったなあ。セリフもちょっとぎこちない感じがする。若い人なのかな。
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螺旋プロで小生初、薬丸岳さん。同性の男性の作家さんとしてはテーマの選定やストーリー展開、語り口など、好きなタイプと感じました。他の著作もトライしたいです。
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螺旋プロジェクトの流れで読みました。 つまらなくはないけど、どんどんページをめくりたいとも思わなかったです。 他の作品も追います。
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これまで読んだ螺旋プロジェクト4冊の中で、初めて誰にでもすんなり読める作品のような気がします。 開国直後の完全には近代文明化されていない日本の中途半端な状況だからこそ、海賊の存在や外国との微妙な緊張感も受け入れやすくて上手い構成だと感じました。 初めて読んだ作家さんですが、文章が...
これまで読んだ螺旋プロジェクト4冊の中で、初めて誰にでもすんなり読める作品のような気がします。 開国直後の完全には近代文明化されていない日本の中途半端な状況だからこそ、海賊の存在や外国との微妙な緊張感も受け入れやすくて上手い構成だと感じました。 初めて読んだ作家さんですが、文章が読みやすくてキャラクター造成も良いので、他の作品も読んでみたいです。
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伊坂幸太郎の螺旋プロジェクト、企画に惹かれてとりあえず3冊買ったうちの、1冊目。世界の構造をなんとなく把握。でも他の作家さんも同時に書いたとなると、シリーズだけどシリーズではない、みたいな内容なんだろうなぁ。あとの2冊を読んでから、残り5冊を買うか考えようと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
螺旋プロジェクトを読む中でこの作家さんを初めて読みました。 山族と海族の対立による若者3人の運命が、最初から最後まで疾走感をもって描かれていてとても面白かった! まだ全時代読みきれていないけれど、1番海と山の対立が明確で、その中に葛藤も感じてよかったです。その中にも「そうだったの?」という伏線回収があり、一気読みできる爽快な読み心地でした。 この作家さんの他の作品も是非読みたいと心から思いました。
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海と山、争う運命にありながら、惹かれ合うこともある。憎悪を抱き、それでも助け合い正しい生き方をしようと奮闘する主人公たち。引力のぶつかり合い、反抗心…。程よい重みもあり、文体や展開も読みやすかったです。
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螺旋プロジェクト、3作目として読んだ。スケールが大きいのに、スっと読める作品。本当に凄い。海族、山族、因縁の争いをずっと仕掛け続けて来たのが終わったのか?と思ったが、その争いはスケールの大きさ問わず、ずっっと続いてることを再起して(個人間での対立や都内での対立のこと。国同士や銃、...
螺旋プロジェクト、3作目として読んだ。スケールが大きいのに、スっと読める作品。本当に凄い。海族、山族、因縁の争いをずっと仕掛け続けて来たのが終わったのか?と思ったが、その争いはスケールの大きさ問わず、ずっっと続いてることを再起して(個人間での対立や都内での対立のこと。国同士や銃、武器を使わずとも。)、なんとも言えない気持ちになった。山族と海族はやはり一緒に居ることは出来ないのだろうか。鈴も無くなってしまい、灯も帰ってきた瞬間、新太郎はまた争いに出かける。 「対立したい」という気持ちがなくても、一緒に時を過ごせる運命には無いのだろうか。 展開はベタだなと思った。海と山の戦い呑みを背景に書いているからなのだろうけど、そのまんまの海と山の争いだけ。もうひとひねり欲しかったかもという気持ちもあった。 海と山が手助けし合い、国を守るという形になった所もある意味作者の味と捉えた。 薬丸岳さんの作品を初めて読んだ。「明治時代を背景に」だけでここまで練り上げられるのかと感服した。作品内での伏線回収もしっかりされていて凄かった。違う作品も読んでみたいと思った。
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