世界と日本経済大予測 2023-24 の商品レビュー
現実本書では今後の日本は原発の再考、インフラ投資、国際分業体制などに期待、しかしコロナ禍で過保護された企業の倒産が増え、生活費は高騰するが、賃上げはないとある。 私が思うに、日本のボトルネックは「資源エネルギー」(電気・ガス)の自国努力だ。史上における世界の戦争は、石油の奪い合い...
現実本書では今後の日本は原発の再考、インフラ投資、国際分業体制などに期待、しかしコロナ禍で過保護された企業の倒産が増え、生活費は高騰するが、賃上げはないとある。 私が思うに、日本のボトルネックは「資源エネルギー」(電気・ガス)の自国努力だ。史上における世界の戦争は、石油の奪い合いが発端となっており、日本の第二次世界大戦も米国の供給停止から発生し、戦後のオイルショックでも大きく経済を揺るがせた。そこで日本が取るべき政策は海中深くに眠る鉱物資源とエネルギー資源・メタンハイドレートの早急なる開発だと確信している。ODAなどで諸外国に投資するよりまず国内で最大限に図るべき時期だ。その理由は、ロシアが米国含めEU諸国からの経済制裁下でも大きく経済停滞しないのは鉱物資源の豊かさであり、中東諸国の産油国でも同じだ。
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大前研一さんの「日本の論点」的な本。Audibleで聴いた「2022-23年版」が良かったので引き続き「2023-24年版」も読んだ。 本書で深掘りされているキーワードはどれも自分でも追っているはずなのに、渡邉哲也さんの主張が鮮やか過ぎて、いったい自分は何を見てきたんだ?と反省するとともに驚かされる。この渡邉哲也さんとはどんな人なのか? 調べてみると、保守系「チャンネル桜」で活躍されている人らしい。書籍をも多い。なるほど、三橋貴明さん、上念司さん、林千勝さんなどの論客に並ぶ人のようだ。このカテゴリーの人たちは弁護士のような雄弁さと芸人のようなキャッチーさをかけ合わせたタレントと認識してる。立ち位置を明確にして、ブラさず、弁論で立ち回る。保守(反グローバリズムなど)、財政出動(MMTなど)、陰謀論(反ユダヤなど)を期待する人たちにとってのアイドル的存在と言える。でも正直、僕はこういう芸風の方々からは距離を取ることにしてる。ダニング・クルーガー効果が働いて「自分だけが知っている(がみんなはまだ気づいていない)という自己重要感」の中毒性があるからだ。実際はダニング・クルーガー効果が示すように「自己重要感(全能感)」は続かない。物事はもっと複雑なのだ。 だから渡邉哲也さんの主張に目からウロコではあるが、この「世界と日本経済大予測」シリーズくらいに留めておこう。
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役に立つ意見もあったけど、少し見方が偏っている。安倍元首相が素晴らしくて、日本の産業は凄いという意見を持つのはいいが、それによって予測するのはどうかな?
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地政学的観点から予想されており興味深かった。一方で、広く当てはまるような言い方や表現を使っているところが残念だった。(「私の占いはよく当たるんです。仕事において重大なことが今年中にあるでしょう。」と言っている占い師みたい)
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