ブレイクスルー の商品レビュー

柴田哲孝(著者)

2023/05/14

話の展開が早く引き込まれていきます。
ハードボイルドなミステリーかな？
シリーズの最新作で、１作目を読みたくなりました。

2023/04/10

「デッドエンド」シリーズ。「キマイラ」グループの開催する説明会に参加したまま消息を絶った友人を心配して、淡路島を訪れた笠原萌子。一方では淡路島で殺しの任務を全うしたものの追われる身となった元工作員のグミジャ。二人の「バイクに乗った女」は恐るべき組織から狙われることになり、彼女らを助ける謎の男「イザナギ」と行動を共にすることになる。さらに萌子の父や公安までもが淡路島に集結し、ヤクザとの闘いはいったいどうなってしまうのか。手に汗を握るサスペンスです。
相変わらず笠原父娘は凄いとは思うのだけれど。今回の主役はグミジャかも。過酷な半生を生き抜いたゆえに、並々ならぬ強さと冷酷さを兼ね備えた彼女なのですが。案外普通というか、それこそ可愛くすら思えるような部分が見えてくるし、味方になればとても頼りになるしで、魅力がてんこ盛りでした。萌子やイザナギと一緒にいる彼女の姿がとても微笑ましいです。本当に、彼女には幸せに生きてほしくなりました。

2023/02/21

初っ端からスピーディー&ハードな展開に期待が膨らんでいったがグミジャが捕まったあたりから大味な作りになってしまい、尻すぼみな印象が強い。グミジャと三尾の活躍には胸が躍るが、笠原父と和尚以外がポンコツ過ぎていけない。萌子はIQ170という割には何も学習せず自分勝手に行動するわがままちゃんだし、他の学生たちも頭でっかちで俺たちならなんでもできる的な甘えが強く、田臥たちはただ傍観しているだけなのに仕事してます的な感じで魅力に乏しい。
そしてめんどいから全部入れちゃえ的な終盤はとてもガッカリ。
序盤が素晴らしかったので余計にもったいなく感じた。

2023/02/15

阿鼻叫喚の修羅場から一転、緊張感のないギャグの世界に…。緩急自在。うーむ。シリーズとしては、いったん終了らしい。

2022/12/10

　IQ170以上の父と娘、笠原武大と笠原萌子が登場するアクション小説です。柴田哲孝「ブレイクスルー」、2022.11発行。今回は淡路島が舞台。淡路島で繰り広げられる殺戮の中で、3人の男女に生まれた信頼感がテーマです。北朝鮮から来た殺し屋のグミジャ（金恵美子）、元任侠道義会の組員三尾義政（イザナギ）、笠原萌子。