カーシャーニー オルジェイトゥ史 の商品レビュー
通勤電車で読むには少し腕がプルプルしたが、冒頭の系譜の説明を堪え忍べば、数百年前の時代の様子が生き生きと伝わってくる。 加えて、訳者も述べるとおり、原著者の心が割とストレートに書かれていることも面白い。かつて歴史書は、時の権力者の庇護のもと書かれたことが多かった。そのため、庇護者...
通勤電車で読むには少し腕がプルプルしたが、冒頭の系譜の説明を堪え忍べば、数百年前の時代の様子が生き生きと伝わってくる。 加えて、訳者も述べるとおり、原著者の心が割とストレートに書かれていることも面白い。かつて歴史書は、時の権力者の庇護のもと書かれたことが多かった。そのため、庇護者への美辞麗句は欠かせないのだが、本書はそれもありつつ、陰口のような心情の吐露も書かれているのだ。
Posted by
- 1