ティゲルファル の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった! まだ人が多くの言葉を持たず、火を起こし魚や獣や貝をとって暮らしていたころのお話。 少年「青トンボとおどる」は病に倒れ、仲間から置き去りにされて一人きりだったが、運よく「石の人」と出会う。 彼と一緒に旅をして、別の集団に仲間に入れてもらうこととなる。 彼は狩りの才能を発揮して、集団内で確かな居場所を得るに至る…… 素朴な暮らしの中で、人がどうして人であるか、言葉を使うとはどういうことか、あるいは嘘をつくとはどういうことか、考えさせられます。 余韻のある終わり方は、読み手によっては「ここで終わっちゃうの!?」ってなっちゃうかもしれませんが、私は「人とはどういう存在か」を読者に突き付ける、非常に鋭い最後だと感じました。
Posted by
Posted by
ホモサピエンスが何故現代まで生き残ったか・・・。その秘話が明かされる物語。 団結力の大きさと人類の原点について児童にもわかりやすく描いてある。流石児童文学の巨匠・斉藤洋である。
Posted by
- 1