ひこぼしをみあげて の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
七夕を題材にした小説が読みたくて、 図書館で借りました。 中学にあがって仲良くなったクラスメイトに誘われて、 天文学部に入部した主人公が、 星に興味を持っていく過程と、小さな恋を描いた物語。 いわゆる続編でしたね。 気になるから、前作も読んでみたい。 「たまねぎとはちみつ」 しかし、先生への片思いはあるあるだけど、 妊娠を知ってショックを受ける…というのは どうなんだ?青春あるある…?
Posted by
七夕のお話かな〜と思ったら、天文部の話でした。星って詳しくないし、あまり見ないけど、読み終わったらなんだか空を見上げたくなった。 千春も那彩も、天文部のみんなも良い子で、最後は少し切なかった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
幼なじみと別の学校になった中学校1年の1学期、千春はクラスメートの那彩に誘われて天文部に入った。 部員はみんな宇宙や星に興味があるのに、自分だけ熱がないことに後ろめたさを覚えている。 わたしはみんなと仲間になれるのかな? そんな部活の中で、わたしの目は少しずつ無口な片瀬先輩の姿を追うようになっていた。 〇中学校生活の大切な思い出を星座のようにつなげていく 淡いせつない大切な気持ちに、読み終えてタイトルが沁みた
Posted by
★今晩、晴れるといいな(p.202) (一)友人の那彩(なさ)に引っ張られるように天文部に入った中学一年の千春はそこはかとない疎外感を覚えつつも少しずつ部の雰囲気に馴染んでゆく。 (二)三年の無口な片瀬先輩にどう対応していけばよいか悩んでいる間にいつの間にか惹かれていた。 ...
★今晩、晴れるといいな(p.202) (一)友人の那彩(なさ)に引っ張られるように天文部に入った中学一年の千春はそこはかとない疎外感を覚えつつも少しずつ部の雰囲気に馴染んでゆく。 (二)三年の無口な片瀬先輩にどう対応していけばよいか悩んでいる間にいつの間にか惹かれていた。 (三)夏合宿、文化祭、流星群観察などを通じてほろせつない一年生の四季をあっさり描く。 ■簡単なメモ■(★は主要語) 【一行目】 地球から一番近い星は、月だ。近いといっても、三十八万キロメートルも離れている。地球一周は四万キロだから、九周半ぶんになる。 【宇ノ島/うのしま】北中セミナーハウスがある。 【屋上】校舎の屋上は原則生徒の立ち入り禁止だが天文部の部員だけ部室のある西校舎の屋上に出て観測してもよいことになっている。 【北中学】千春たちが通う。市立中学。東校舎と南校舎と西校舎のみっつがコの字型に並んでいるが校舎どうしをつなぐ廊下は一階にしかない。 【北中セミナーハウス】宇ノ島に卒業生から寄贈された北中セミナーハウスがある。元は別荘だった。迫力があって夜には何か出そう。天文部の合宿が行われる。書道部が使ったあとはきれいだが、演劇部が使った後だとひどい状態らしい。 【片瀬暁彦/かたせ・あきひこ】天文部の先輩。とても無口だがそこはかとなく表情に変化はある。千春には気になる先輩ではあるようだ。星に関心を抱くようになったきっかけは二階堂くんで千春における那彩と似たような感じ。 【ゴルゴ】天文部の二年生。名前はオンラインゲームのハンドルネーム。 【紗希/さき】小学校での友人。中学は女子中でバレーボール部に入った。 【俊太/しゅんた】小学五年生のとき少しだけ親しかった。モテるタイプのようだ。卒業後は疎遠。 【千春/ちはる】主人公。長谷川千春。一人っ子。北中学の一年生。天文部はとても居心地いいのだけど一人だけ知識や関心が薄いのでときおり取り残される。 【ツム】天文部の二年生。名前はオンラインゲームのハンドルネーム。 【天文部】北中学の天文部は、三年男子二人、二年生は男女二人ずつ四人、一年生が二人の全八人。二年生の四人は漫画部も兼任しており天文関係の漫画・アニメを研究している。 【那彩/なさ】藤沢那彩。千春の同級生。父親の影響で星好きだった。弟が(たぶん)三人いる。 【二階堂直紀/にかいどう・なおき】天文部の先輩。誰に対してもですます調。「熱い」が口ぐせ。五歳の誕生日に望遠鏡をもらって星に興味が出た。 【葉山/はやま】天文部の顧問。理科教諭でいつも白衣。夫も教師で県内の私立高校体育教師。 【星に願いを】《ひょっとして、具体的な願い事が浮かばないのは、今この瞬間が満ち足りているからだろうか。》p.163 【マイマイ】天文部の二年生。名前はオンラインゲームのハンドルネーム。アルビレオ(はくちょう座の頭)が推し。 【モアイ】天文部の二年生。名前はオンラインゲームのハンドルネーム。 【わかっていません】県立科学館のプラネタリウムの太陽系惑星ツアーのプログラムの解説で連呼される言葉。宇宙にはまだ謎ばかり。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
クラスメイトに誘われて天文部に入部した千春は、部内の雰囲気は悪くないが、知識の差で若干居心地の悪い思いをしていた。だが、徐々にそれも解消され、天文部の活動がとても楽しくなり… 児童書なので舞台が中学生って点が可愛らしかったです。 千春と先輩の二階堂との淡い恋が実るかと思っていましたが、ラストまさかの展開で少し悲しかったです。お互いきっとこの失恋を経て大人になった気がします。
Posted by
引っ込み思案の千春。 中学入学後、新しい友人の誘いで天文部に入部。 その一年間の物語。 もう半世紀近く前のことだけれど・・・ 同じ小学校出身の子が少なくて、さらに、さして仲良くもなく・・・ その心細さ。いまだに思い出すと胸がきゅっとなるような。 もしも、わたしに天文部があったら...
引っ込み思案の千春。 中学入学後、新しい友人の誘いで天文部に入部。 その一年間の物語。 もう半世紀近く前のことだけれど・・・ 同じ小学校出身の子が少なくて、さらに、さして仲良くもなく・・・ その心細さ。いまだに思い出すと胸がきゅっとなるような。 もしも、わたしに天文部があったらな・・・ 瀧羽麻子の物語と今日マチコの絵が、良いんだなぁ・・・ ますます、わたしにも欲しかった中学生の記憶と思わせてくれる。 そして、最後に意外な展開。 わたしはこの人を知らなかったんだなぁと、 考えさせられる物語が、またひとつw (「川の畔にたつ者は」に続いて) でもって、天文台つきのホテル、いいじゃん・・・と 検索するところが、アラカンおばちゃんw
Posted by
児童書。 友達に誘われて、さほど興味がないのに入った天文部。 なんとなく居心地の悪さを感じていた千春だが、だんだん星の面白さに気付いたり、仲間との絆を深めていく。 その様子が中学生らしい初々しさで良い。
Posted by
天体と恋愛、そして失恋。天文部に入った少女千春の青春物語。 小学生でも読みやすそうな本。恋愛だけでなく星についても詳しく描かれていたため、興味深かった。
Posted by
- 1