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毒好き令嬢は結婚にたどり着きたい の商品レビュー

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2022/11/24
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薬師(しかも毒の扱いに長けた薬師)の婿取りとなると相手に求める諸々の条件が特殊になってくるので、大変だった模様。 元婚約者に拘らなくても、想いを寄せてくれている男性はそれなりにいたのだが、条件に合致するとなると……よくぞ勝ち抜いたステファン。 彼が生死不明という極限状態に陥ったから、エレンの本当の思いも見えたし。 終わってみれば、最初から他の人たちが入れる余地はなかった気もする。 ステファン、護衛としては勿論だけど、薬師の夫としても貴族の夫としても優秀だったから(後日談で発覚) 登場キャラクターがそこそこ多く、しかもキャラ視点も切り替わるので、様々な視点から物語を楽しめてよかった。 意外だったのは、エレンの元婚約者を奪った令嬢のその後を彼女視点から描写していた点。 元婚約者ではなく、彼女へのフォローがあったのが、本当に意外で。 完全に悪役にせず救いを持たせたところに、作者さまの優しさを感じました。

Posted byブクログ