ときは、ながれない 「時間」の分析哲学 の商品レビュー
わたしが馴染めないだけなのだろうが、哲学というよりは物理・数学の証明論理が続き、常識の否定、真実からの再定義で組み立てていく流れは理解に苦戦。 69冊目読了。
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物理学的なアプローチと哲学的なアプローチを往復しながらときの性質に迫る。 各章ごとの理解は何とか追いついたが、読解力不足もあり書籍全体を通読することでときのながれについて得心がいくという感じにはなれなかった。
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オッカムのカミソリ → 排除、ハラスメント 時間関係説によれば、時間が存在するということは、出来事が実際に起きるということなので、出来事の生起が現実でなければ、時間は現実に存在しないことになる。 対して「ゆるい」関係説によると、出来事が「現実に」起きなくても起きる「潜在性」さえ...
オッカムのカミソリ → 排除、ハラスメント 時間関係説によれば、時間が存在するということは、出来事が実際に起きるということなので、出来事の生起が現実でなければ、時間は現実に存在しないことになる。 対して「ゆるい」関係説によると、出来事が「現実に」起きなくても起きる「潜在性」さえあれば、時間は現実に存在できるのです。 カント 「周期的」という概念。「一定の時間」という概念に依存している。 マクタガード(ドイツ風観念論者) 時間の存在の否定 カテゴリーミステイク ギルバート・ライル 対デカルト的心身二元論用 「ときはながれる」はナンセンス → 術語論 主動詞をもつ現在形の意味が、現在時制。 「意味論的上昇』 (メタ言語) アメリカの哲学者 クワイン → 抽象度、複素解析 ときのループ 普遍時制 → 情報量ゼロのコツコツさ → 無意味
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「ときはながれている」という我々の実感を否定する、そういう本ではなく、いかにして論理的に「ときはながれない」と考えるか、という本と言えるかな。それはそれで有意義だろうし面白いのだろうが、わたしの求める哲学とは違う感じがする。やはり哲学的潜考、潜りっぱなしではなく息継ぎが必要だとい...
「ときはながれている」という我々の実感を否定する、そういう本ではなく、いかにして論理的に「ときはながれない」と考えるか、という本と言えるかな。それはそれで有意義だろうし面白いのだろうが、わたしの求める哲学とは違う感じがする。やはり哲学的潜考、潜りっぱなしではなく息継ぎが必要だということなのかも知れない。
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