トラウマセンシティブ・マインドフルネス の商品レビュー
トラウマのある人に対して、今、ここに意識を向けさせることは再体験を助長しかねないため、その影響をいかに緩和しながら実践するのかが知りたかったが、それとは少し違う内容であった。もちろん、ヒントになるようなことはたくさんあったが、それが主題というわけではなさそうである。 マインドフル...
トラウマのある人に対して、今、ここに意識を向けさせることは再体験を助長しかねないため、その影響をいかに緩和しながら実践するのかが知りたかったが、それとは少し違う内容であった。もちろん、ヒントになるようなことはたくさんあったが、それが主題というわけではなさそうである。 マインドフルネス実践中に意図せずトラウマのトリガーが引かれる可能性があるため、そのことを念頭に置き、TICを踏まえてトラウマの影響を最小限にすることや、文化的背景まで考慮することの重要性が説かれている。
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図書館本 トラウマセンシティブなマインドフルネスの課題、トラウマの兆候を見逃さない。汗や呼吸など。 マインドフルネス瞑想が、脳の内側前頭前皮質をより強く活性化。 しっかりと見定める能力。注意を調節する能力の強化が、ストレス反応を落ち着かせる。 マインドフルネス五つの法則。 1 耐性の窓にとどまる。制御不能な方向にいかないよう。最適な覚醒領域。 2 安定のために注意をシフトする。安定した注意のアンカーを確立する。例 太ももに置いた手の重み、クッションに座る臀部の感覚。注意を狭めて広げる。レジリエンスに焦点合わせる。 3 身体を常に意識する。解離への働きかけ。解離兆候に注意。グラウンディングのスキル、触る、飴を口にする、エッセンシャルオイルなど。身体的領分バウンダリーを尊重する。安全環境。 4 関係性の中で実践する。安全性。コミュニティの力。アルコールアノニマスなど。 5 社会的文脈を理解する。独自が歴史もつのだから その違いを認める。 トラウマ変容のための一冊。
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