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歴史をさわがせた女たち 日本篇 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2024/03/14

歴史的出来事の裏に女性の影、そんなオンナたちを取り上げた一冊。 文量も程よくなかなか面白い。全然知らない人も居たが知ってる人でも教科書には載っていない一面があった。

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2024/02/14

関ヶ原の戦いを寧々と茶々の観点で捉え直すというのは目から鱗だった。(単なる勉強不足?) 寧々は、この本を読んでからはすっかり気のいいおばちゃんというイメージになった。 にしても昔の日本はだいぶ大っぴらに不倫・浮気が認められていたのに、今や芸能炎上ネタの常連になっているのが面白い。

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2023/05/15

高校生のときに一度読んだものを再読。前回は歴史上の有名人の名前につられて読んでいたが、今回は一人一人の女性としての生き方が書かれていると感じた。現代の史実の解釈の仕方と違うところもあるように思うが、戦前と戦後の人物像の評価の違いが随所に書かれてあるのが印象的でした。

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2023/03/13

永井路子さんの取り上げる歴史上の女性33人。 彼女の歴史小説同様に、史料を調べ上げた結果従来の通説とは異なるものもあり、時代によって変わっていく「ものさし」をなるほどと思いながら読むのも楽しい。 そもそもこの本が書かれたのも40年以上前であり、そこからまた評価は変化している。 同...

永井路子さんの取り上げる歴史上の女性33人。 彼女の歴史小説同様に、史料を調べ上げた結果従来の通説とは異なるものもあり、時代によって変わっていく「ものさし」をなるほどと思いながら読むのも楽しい。 そもそもこの本が書かれたのも40年以上前であり、そこからまた評価は変化している。 同じ女性でも、時代によって悪女、善人と変化するのも考えが変化しているからであり、歴史の中の女性を読みつつ現代を考えることもできる。 全て面白いが、「歴史を揺さぶるとき」と「裏から見た才女たち」の章が面白い。 特に紫式部。源氏物語での空蝉は式部自身の姿が見え隠れするという考察は気づかなかった。空蝉と源氏、式部と道長。道長を拒否した夜を後生大事にあたためていたかと思えば、それはそれでなんとも自惚れた女らしさが垣間見える。道長はそこまで思っていないかもしれないのに。 そして、清少納言。彼女の感性いとおかし。である。千年も昔の人の感性を現代でも感じることができるのは素晴らしい。 取り上げられた33人の中には知らない名前もあったけれど、この本をきっかけに、また新たにその人たちの本を読んでみようと思える。

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2023/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 『歴史をこじらせた女たち』の原点。  この作品がなかったら、『歴史をこじらせた女たち』も存在しなかった!  永井路子さんという作家ってエッセイもこんなに面白かったんだなぁとしみじみ。  特に紫式部と清少納言に関しても解説の細谷先生が仰っているように見事!  『紫式部には一目一目編み物をしてゆくようなたんねんさがあるが、清少納言にはずばりとナイフで木をえぐりとる鋭さがある』  まさにその通り。作者はこうも続けている「紫式部を、冷静な瞳と深い知識を備えた優等生型とするなら、清少納言は感性を武器にした天才型だ」と。  その観察眼が素晴らしい!

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2022/12/27

卑弥呼、持統天皇、紫式部、北条政子、淀君、北政所など、古代から江戸時代まで日本の歴史を動かした魅力的な女性33人を深掘りする。歴史小説の第一人者が、確かな史実に基づきながらユーモアをまじえて綴った傑作歴史エッセイ集。不朽の名著、待望の復刊。 愛憎にもだえた女たち ママゴン列伝 強...

卑弥呼、持統天皇、紫式部、北条政子、淀君、北政所など、古代から江戸時代まで日本の歴史を動かした魅力的な女性33人を深掘りする。歴史小説の第一人者が、確かな史実に基づきながらユーモアをまじえて綴った傑作歴史エッセイ集。不朽の名著、待望の復刊。 愛憎にもだえた女たち ママゴン列伝 強きもの―それは人妻 女が歴史を揺さぶるとき ケチと浪費の美徳 勇婦三態 裏から見た才女たち

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2022/12/18

歴史に疎い私ですが、このエッセイを読むと歴史上有名な女性達の以外な素顔を知ることができました。 日本史の知識があればもっと楽しく読めるのに、と悔しい気持ちです。読み直しながら歴史の勉強してみようかな。

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2023/01/26

古くは卑弥呼から幕末の篤姫まで、33人の歴史上の女性にスポットを当てたエッセーで、半世紀以上にわたり改稿に改稿を重ねてきたという著作の新装版。昭和的な言い回しやジョークには時代を感じるが、独自の史観でユーモアたっぷりの砕けた解説は味がある。1人につき10ページ弱ほどなので、隙間時...

古くは卑弥呼から幕末の篤姫まで、33人の歴史上の女性にスポットを当てたエッセーで、半世紀以上にわたり改稿に改稿を重ねてきたという著作の新装版。昭和的な言い回しやジョークには時代を感じるが、独自の史観でユーモアたっぷりの砕けた解説は味がある。1人につき10ページ弱ほどなので、隙間時間にちょうどよかった。

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