親愛なる僕へ殺意をこめて(上) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
無料になっていた漫画を途中まで読んでからノベライズを読み始める。 漫画ほど過激な場面は出せなかったのか、ノベライズはややマイルドな感じ。 主人公は父親が殺人犯という重荷を背負っている上、自分が解離性同一性障害でもあることを知る。 別人格とは記憶の共有ができないため、交代人格の間に、何かとんでもないことをしていたのではと悩み苦しみ、大事な人を守るため、危ない橋を渡ったり痛い思いをしたりと散々な挙句、もう1人の自分と周りに振り回されて不憫なことこの上ない。 甘い言葉に騙されて売春する人、させる人、猟奇殺人犯に憧れる人や虐待する人まで出てきて、上巻の終わり頃には「まさかお前もかー⁈」となる展開。 殺人犯の息子だと白い目で見られてきた主人公が1番常識人なのでは…と感じてしまう。
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