京都に咲く一輪の薔薇 の商品レビュー
日本の父が亡くなり、京都へ呼び寄せられたフランス人女性の"自分探し"の物語。 「怒りは怒りだけで終わるものではないでしょう」 ずっと不在のものとみなしてきた父や母の存在を今になって見せられ、戸惑いや不愉快を抑えきれないローズに、案内役のポールがかける言葉。そ...
日本の父が亡くなり、京都へ呼び寄せられたフランス人女性の"自分探し"の物語。 「怒りは怒りだけで終わるものではないでしょう」 ずっと不在のものとみなしてきた父や母の存在を今になって見せられ、戸惑いや不愉快を抑えきれないローズに、案内役のポールがかける言葉。そのマイナスの感情が、大きくなったり小さくなったりしながら、ちがうものへと変容していく。 怒りのその次にくるもの――自分の感情を思い返してみて、なんだろうな、と考える。 こうしたい、なぜ、という前向きな気持ちを持たないまま、父の遺言に従い寺を案内するポールにただついて行くローズ。過去にとらわれたくないと思いながらも、寺の庭や日本料理に垣間見える気配に過去を思い起こし、今の自分を重ねて対話の時間を過ごす。 そうそう劇的に変わるものではなく、ひとつの物語としては物足りないほどのじれったさの中で、愛情だけが暴走しているような感じがあった。
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後半でようやくこの本の読み方に気が付きました。読み始めると不思議な感覚が押し寄せるために、懸命に字義だけを読み取ろうとしてしまいます。しかし、まずはその未知の感覚を受け止めた上で、頭の中で映像化すると非常に面白く読み進められます。 こうした読書経験は初めてだったので、抜け出せませ...
後半でようやくこの本の読み方に気が付きました。読み始めると不思議な感覚が押し寄せるために、懸命に字義だけを読み取ろうとしてしまいます。しかし、まずはその未知の感覚を受け止めた上で、頭の中で映像化すると非常に面白く読み進められます。 こうした読書経験は初めてだったので、抜け出せません。
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都舞台の作品と云うことで読んでみる。元のフランス語もこんなめんどくさい文章なんやろか。文章がめんどくさく感じる。主人公はよう分からん人や。京都の有名どころの描写はなかなか面白くはある。銀閣寺、南禅寺、詩仙堂、大徳寺、西芳寺など
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よう学んでいるし、描写力も見事だが、東京始発で7時半には着かないよとか、苔寺は子供NGだろとか、細かいところが気になるか。
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