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たびする木馬 の商品レビュー

3.7

5件のお客様レビュー

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2024/11/04

背景と馬の変化で物語が進む、木馬定点絵本。100年をゆうに超えるであろう木馬の旅の定点描写を眺めていると、木馬が時間のなかを進んでいるのか、それとも時間のほうが木馬のまわりを進んでいるのか、わからなくなる。嬉しいことも悲しいことも、全てが等しく過ぎていくということ。

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2024/07/01

別れがあって出会いがある。木馬を中心に描かれる見開きページ。お話と絵が素敵で、子どもへのプレゼントで貰ったけどまずは親が気に入った絵本。

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2024/06/21

木馬を中心に、長い年月が描かれたストーリー。老人との別れの後の、突然の修理工場への移動は違和感があるけれど、絵の雰囲気や木馬の思い出を中心にしっとりと読み進めることが出来ます。

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2023/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

背景と馬の変化で物語が進む、木馬定点絵本。 木馬のブランは、長い年月を経て、楽しいことも、悲しいこともある旅をします。 メリーゴーランドの木馬のブラン。名付けてもらった男の子、リボンをつけてくれた女の子、遊園地が閉園してしまった兄弟と別れても、いつもどんな状況下でも誰かを背に乗せて走ることを楽しみにしているブラン。そのまっすぐなブランにほろっとします。長い年月の中でぼろぼろになったブランは男の子(老人)と再会します。ほんのひととき(10年)同じ時間を過ごします。やがて別れが・・・。 このままブランは思い出を胸に最後を迎えるのかと思いきや、行き着いた先は。。。 ブランがまた新しく生まれ変わって誰かを背中に乗せられるようにしてくれた。その終わりが希望のある絵本です。 最初、海外の作家さんで移動遊園地などをイメージされて描かれた絵本かと思って手に取ったのですが、牡丹 靖佳さんの作品だったのですね。読んでいて子どもの頃、屋上遊園地で遊んだことを思い出しました。駅やデパートの屋上で祖父に連れて行ったもらったなあ。あの時の遊具はどうなったんだろう。と。 少し懐かしくちょっぴり切ない思いをしましたが、こちらの絵本の木馬は希望ありました。物に魂が宿り、再生されてまた生き続ける。(使い続ける)大切にする心が伝わる絵本です。「背景と馬の変化で物語が進む、木馬定点絵本。」帯に描かれた紹介を見て、何度でも絵本を楽しめました。

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2023/07/17

遊園地で出会った木馬のブランとひとりの男の子。まるで空をとんでいるように二人の時間を楽しんだ。遊園地がなくなり ブランはあちこちで形をかえながらもいきてきた。やがて大人になった男の子と再会する。 ファンタジーのような絵本。絵は淡い色なので読み聞かせには遠目が効きにくいが 読むうち...

遊園地で出会った木馬のブランとひとりの男の子。まるで空をとんでいるように二人の時間を楽しんだ。遊園地がなくなり ブランはあちこちで形をかえながらもいきてきた。やがて大人になった男の子と再会する。 ファンタジーのような絵本。絵は淡い色なので読み聞かせには遠目が効きにくいが 読むうちにこの本の良さに気づく。 時間の経過にもかかわらず 常に木馬の絵は 真ん中に描かれていて よく見ると まわりの絵が変わっていっていることに気付く。

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