オートエスノグラフィー の商品レビュー
オートエスノグラフィーの入門書。オートエスノグラフィーはなかなか定義がしにくい。研究倫理のなかに「関係性の倫理」が入ってくる。物語をどう表現するか、とくに副詞(バタンとドアを締めた、彼女はかなり怒っていた)を使うと文章が固くなったり味気なくなるという表現にかんする話が面白かった。
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自分史を書くことについて、倫理的問題として周囲の人との関係があることについて気づかされた。 ICT利用のオートエスノグラフィーは誰でも書けると思っていたが、LGBTやいじめ、犯罪、不登校、虐待、自殺未遂、学習障害、の問題があり、それをカミングアウトすることになる可能性もあるので...
自分史を書くことについて、倫理的問題として周囲の人との関係があることについて気づかされた。 ICT利用のオートエスノグラフィーは誰でも書けると思っていたが、LGBTやいじめ、犯罪、不登校、虐待、自殺未遂、学習障害、の問題があり、それをカミングアウトすることになる可能性もあるので、そう誰でもがICT利用のオートエスノグラフィーを書けるとは考えられなくなった。 本は一見厚そうであるが、150ページが本文でのこり50ページは参考文献であるので、岩波新書を読む気軽さで読めると思われる。参考文献でも訳してあり、和書であるものも掲載されている。 オートエスノグラフィを行う学生にとっては必読書であろう。
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