妄想古文 の商品レビュー
睦月ムンク女史の装丁画、あまりにキラキラ平安少女漫画で目が焼けるかと思った…想定外だった…。 そんな気はしていたけど、三宅香帆女史、古典文学もイケる口のようだ…。 百合もBLも好きなようだが、なんてーかやっぱり国語読みな人だなあとも思う。
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面白かった。ところどころ挟まれる筆者の意訳がとてもわかりやすい文体だったので、筆者の訳で全文読みたくなった。
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最初に枕草子を持ってくるのがさすが。わかってるな~と。 中宮定子×清少納言は定番ですよね。 知らなかったカップリングがたくさん知れてよかった。 落窪の君×阿漕、紀貫之×凡河内躬恒が特に気になる。 あ、紫の上×明石の君も! 学生時代にこの本に出会っていたらもっと古典が好きだった...
最初に枕草子を持ってくるのがさすが。わかってるな~と。 中宮定子×清少納言は定番ですよね。 知らなかったカップリングがたくさん知れてよかった。 落窪の君×阿漕、紀貫之×凡河内躬恒が特に気になる。 あ、紫の上×明石の君も! 学生時代にこの本に出会っていたらもっと古典が好きだっただろうな~
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萌えすぎて?絶対忘れない?妄想古文??たとえば「吉田兼好が書いた随筆?」「枕草子」いや「徒然草」か。どっちも草ついてるしややこし~っていうのがなくなります。古文がわかりづらいのは本当においしい部分をまだ教わってないから。濃密で豊かで愛おしい人間関係を知れば楽しめます。清少納言と中...
萌えすぎて?絶対忘れない?妄想古文??たとえば「吉田兼好が書いた随筆?」「枕草子」いや「徒然草」か。どっちも草ついてるしややこし~っていうのがなくなります。古文がわかりづらいのは本当においしい部分をまだ教わってないから。濃密で豊かで愛おしい人間関係を知れば楽しめます。清少納言と中宮定子の関係、いいなぁ。
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萌える関係性は古文にも! 百合とかBLとかいわゆるクソデカ感情というものを見出して楽しんでしまう人向けに、古文の中の萌える関係性をプレゼンテーションしてくれる本。教科書には出てこない箇所も紹介されるが、興味を持って教科書に出てくる・出てこない関係なく読みたくなる。 『枕草子』...
萌える関係性は古文にも! 百合とかBLとかいわゆるクソデカ感情というものを見出して楽しんでしまう人向けに、古文の中の萌える関係性をプレゼンテーションしてくれる本。教科書には出てこない箇所も紹介されるが、興味を持って教科書に出てくる・出てこない関係なく読みたくなる。 『枕草子』が清少納言から定子への熱い想いによって書かれたことや、『源氏物語』から読み取れるシスターフッドと女性像、元祖ヲタクと名高い『更科日記』から二次創作やジェンダーについて、『万葉集』や『古今和歌集』からみる歌人の関係性など、授業では脱線で語られるような、でも身近に感じられるエピソードがたくさんある。 試験前に読むより、休みの日に読んで、興味を抱いた作品を探しに行きたい本。
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古文の世界は魅惑的なカップリングだらけ。そこを萌えポイントにすれば、苦手な古文も好きになるし、忘れない。そんなコンセプトで書かれたのが本書。 冒頭は私もイチオシの中宮定子と清少納言の『枕草子』。その後は『源氏物語』『伊勢物語』『落窪日記』『更級日記』『とりかへばや物語』…。 ...
古文の世界は魅惑的なカップリングだらけ。そこを萌えポイントにすれば、苦手な古文も好きになるし、忘れない。そんなコンセプトで書かれたのが本書。 冒頭は私もイチオシの中宮定子と清少納言の『枕草子』。その後は『源氏物語』『伊勢物語』『落窪日記』『更級日記』『とりかへばや物語』…。 何ともおもしろい視点のアプローチで、ざくざくと読み進めた。古文はちょっと…という人も楽しく読めることは請け合い。ちょいちょい出てくる若者言葉や中年オヤジへの辛辣な物言いに、まさにオッサンな私は若干たじろいだが(笑)。 なかでも私がおもしろく読んだのは、高校の授業 の時から凄まじく親近感を覚えた『更級日記』で知られる菅原孝標女。文学オタクのイメージだったが、そうなるのかと興味津々。 そして最終章の『古今和歌集』。これは萌える!なんじゃ、この大河も真っ青な人間ドラマは!おお、萌えるとはこういうことかと興奮して、出てきた短歌を書き留めた。
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学生時代から古文、社会が苦手だった自分は本書で出てくる本は名前しか知らないものがほとんど。 難解な古語に阻まれて意味が分からなかった古典。登場人物は意外と今のひととそんなに変わらない。どれもおもしろそうで、とくに枕草子を読んでみたくなった。 続編がでたらぜったい買うので、ぜひ江戸...
学生時代から古文、社会が苦手だった自分は本書で出てくる本は名前しか知らないものがほとんど。 難解な古語に阻まれて意味が分からなかった古典。登場人物は意外と今のひととそんなに変わらない。どれもおもしろそうで、とくに枕草子を読んでみたくなった。 続編がでたらぜったい買うので、ぜひ江戸編も出してほしい!
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背表紙に興味を惹かれて手に取ったものの、表紙がラノベみたいでちょっと恥ずかしい。でも中高生にはこれくらいの方が読みやすいのかも。 枕草子や源氏物語などを扱った6章までは知っている話も多かったが、7章からの「どう編む? 人間ドラマ渦巻く歌集制作現場ー古今和歌集」は和歌の歴史から始...
背表紙に興味を惹かれて手に取ったものの、表紙がラノベみたいでちょっと恥ずかしい。でも中高生にはこれくらいの方が読みやすいのかも。 枕草子や源氏物語などを扱った6章までは知っている話も多かったが、7章からの「どう編む? 人間ドラマ渦巻く歌集制作現場ー古今和歌集」は和歌の歴史から始まり紀貫之ら編者の関係がとても面白かった。 そういえば万葉集と古今和歌集の間の時代ってどうなっていたの?とか、和歌界のスーパースターみたいな紀貫之が司書みたいな仕事をしていたとか、知らないことが埋まっていく感じが楽しい。 特に好きな話は「紀貫之×凡河内躬恒 なんて平安のビートルズ」(なんで素敵にジャパネスクのもじりかな?) 「月がきれいですね」と訪ねてきた凡河内躬恒に対しての貫之の返答が最高で、著者とともに貫之の肩を揺さぶりたくなった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
清少納言と紫式部があまり仲が良くなかったぐらいしか知らないほど古典は苦手中の苦手。図書館で目に留まったので借りてみました。 シスターフッドやブロマンスは大好きなので推しカップリングという視点で読み解かれているというのも心惹かれました。 トップバッターは『枕草子』、著者曰く布教ファンブログだそうです。 歌も取り上げられていますがこの訳がとても分かりやすい(笑)。今の子たちにはこれぐらいのほうが親近感が湧くでしょう。あと歌自体も簡単。短いお手紙、という感じ。 和歌というと百人一首のいくつかしか知りませんが教科書に載っていたものはたぶん技巧が凝っていて難しいものばかり目にしていたのかも。 続いて『源氏物語』や『伊勢物語』などが紹介されていますが、最近になり写本が見つかったという『有明の別れ』という作品の内容がすごい。神のお告げにより男装して生きていく超能力を持つ有明姫。もうラノベだし、もし超能力でチートならなろう系では(話の展開もなかなかすごい…)。 一番気になったのは『古今和歌集』の紀貫之と凡河内躬恒(著者曰く平安のビートルズ)。紀貫之も文学史の中で勉強した名前しか知らない上に、ぼ、ぼんかわち??誰?ぐらいの知識で我ながら酷い。凡河内 躬恒(おおしこうち の みつね)、がんばってチェックしてみよう。
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古文のテストにはほとんど出ないだろうけど古文の勉強のモチベーションにはなりそう。時代背景の説明もするする読めて面白かった。 しかし、2022年でもこの感情は「萌え」でいいんだね?!となりました。レーベル的な想定読者層は中高生だけど、今の中高生は「萌え」っていうのかな……
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