有吉佐和子の本棚 の商品レビュー
図書館で借りた。 岡本かの子さんの「生々流転」を読み込んでいたこと、 外国文学はいまいちピンとこないと書かれていたこと、 娘の玉青さんのエッセイにあった「本だけは惜しまず買ってくれた」とのエピソードに、出会えたことがとても良かった。 夏休みは、和歌山に足を伸ばして、記念館に行き...
図書館で借りた。 岡本かの子さんの「生々流転」を読み込んでいたこと、 外国文学はいまいちピンとこないと書かれていたこと、 娘の玉青さんのエッセイにあった「本だけは惜しまず買ってくれた」とのエピソードに、出会えたことがとても良かった。 夏休みは、和歌山に足を伸ばして、記念館に行きたい。
Posted by
有吉佐和子の作品の数々やゆかりの品々などを紹介しているグラフ本。有吉佐和子って噂や逸話レベルではちょっとエキセントリックな人という感じがあるんだけど、さまざまなジャンルの小説を書き、舞台の演出したり脚本も書いたり、外国にも頻繁に出かけルポの秀作を世に出し、子育てもしという才女ぶり...
有吉佐和子の作品の数々やゆかりの品々などを紹介しているグラフ本。有吉佐和子って噂や逸話レベルではちょっとエキセントリックな人という感じがあるんだけど、さまざまなジャンルの小説を書き、舞台の演出したり脚本も書いたり、外国にも頻繁に出かけルポの秀作を世に出し、子育てもしという才女ぶりにあらためて驚く。有吉佐和子の本は何冊か読んだことがあるけど、『複合汚染』とかルポものは読んだことがないので、これを機に読んでみたいなと思った。 しかし、この本の著者が有吉佐和子っていうの、ちょっとずるい気がする。
Posted by
53歳で早逝した有吉佐和子。早熟な女流作家の生涯を蔵書、著作から振り返る。 元祖帰国子女。戦前幼年期を父親の赴任先ジャワで過ごす。帰国する10歳までに父の鴎外全集と漱石全集、他にも有島武郎、菊池寛、吉川英治の作品を読破したいたというから驚き。 歌舞伎をはじめ芸道に深く関心を持...
53歳で早逝した有吉佐和子。早熟な女流作家の生涯を蔵書、著作から振り返る。 元祖帰国子女。戦前幼年期を父親の赴任先ジャワで過ごす。帰国する10歳までに父の鴎外全集と漱石全集、他にも有島武郎、菊池寛、吉川英治の作品を読破したいたというから驚き。 歌舞伎をはじめ芸道に深く関心を持ち、作家デビューのきっかけも演劇評論から。 作家として生まれるべく運命づけられていだように思える。 近年「非色」「閉店時間」「一の糸」の復刊など再評価されつつある作家。事前の知識なくたまたま読んだ「華岡青洲の妻」の衝撃を思い出す。 本書の後書き、娘さんの有吉玉青の言葉、「母を作家にしたのは、子供の時からの旺盛な読書だったのか」、に深く納得。
Posted by
- 1