秋麗 の商品レビュー
安積班シリーズ、長編。 チーム捜査としてはやはりこのシリーズが一番。安積班長の統率力というか、調整力というか、適材適所に人員を配置して自ら動くときは動く。そして、その人員配置が見事にピタッとハマってくれたら、もう最高。速水さんなんて、登場シーンそんなに多くないけど、完璧な登場の...
安積班シリーズ、長編。 チーム捜査としてはやはりこのシリーズが一番。安積班長の統率力というか、調整力というか、適材適所に人員を配置して自ら動くときは動く。そして、その人員配置が見事にピタッとハマってくれたら、もう最高。速水さんなんて、登場シーンそんなに多くないけど、完璧な登場の仕方だったな。 シリーズのレギュラーメンバー以外では、葛飾署の広田さんがすごくいい味出してた。最初、あの間延びした喋り方にちょっと違和感があったのだけれど、途中からはその喋り方がクセになるというか、隠れたシゴデキっぷりが垣間見えて面白いキャラでした。 それはそうと、安積さんも速水さんも一体今何歳の設定なんだろう。長く続いているシリーズの中で、事件構造は時代に合わせてちゃんと変化しているし、安積さんもその都度考え方とかアップデートしている気がするから、そんなに違和感はないのだけれど、速水さんがいつでも若々しく颯爽としていて年齢がバグる。ま、いつまでも格好良くいてほしいけどね。
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タイトルも表紙もすてき! 今野さん、さすがの面白さ。部下の能力を活かして適材適所をしてくれ、しかも力を発揮できたらしっかり認めて褒めてくれる上司達。こういう上司のもとで働けたら幸せだとしみじみ思った。 葛飾署の広田係長がまたいい味を出していて、良かった。間延びした人の良さそう...
タイトルも表紙もすてき! 今野さん、さすがの面白さ。部下の能力を活かして適材適所をしてくれ、しかも力を発揮できたらしっかり認めて褒めてくれる上司達。こういう上司のもとで働けたら幸せだとしみじみ思った。 葛飾署の広田係長がまたいい味を出していて、良かった。間延びした人の良さそうな喋り方でいながら、刑事として優秀。ドラマ化されたら、中村梅雀さんだろうなと想像しながら、読んだ。 速水の堂々たる交機隊への自信と仕事ぶりに感動する。速水の下で働く部下もまた幸せだ。 「秋麗」しゅうれい〜うららかな秋。何ときれいな言葉だろう。人生はいろいろ大変なこともあるが、考えよう動きようではどんな状況でも幸せは感じられるはず。そう思って苦楽も面白がって生きていきたいと思った。
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海上で死体が見つかった、老人だが、特殊詐欺で逮捕歴がある男だった 何故殺されたのか? 仲間割れか? 安積係長と広田係長の掛け合いがよい 歳をとっても枯れることはない
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老いること。が 怖くない時代になってくれたらいいなぁと。 不器用すぎてうまく伝わらないことや、そんな本質をちゃんとわかってくれる人がいること。 素敵な人たちが、登場する。ホントにいたら世の中は捨てたもんじゃないって、思えそうだなぁ。
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09月-03。3.5点。 臨海署安積班シリーズ。特殊詐欺の出し子の70歳老人が、殺害される。山口記者にもセクハラ被害が。。 相変わらず速水がいい味。
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東京臨海署安積班シリーズは、やはり面白い。今回は色々な人・管轄協力のもと事件解決した。個人的には速水が出てきてくれるといつもちょっと嬉しい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
安積班が東京湾臨海署に戻ってきました こいつら人事異動が無さすぎて怖いなあ 70代の老人が海上に浮かび、身元調べで 特殊詐欺の出し子だったと分かり、周囲 の人間を精査して犯人に行きつくのだが 人生舐めてしまうくらい出来すぎの展開 相変わらず人からどう思われているかが 気になる安積ですが、無事解決(´・ω・`)
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読みやすかった ラストは本当に考えさせられる… 人生、歳の数だけ捉え方も色々 初老には色々考えさせられる構成のストーリー 生き続けて枯れない人生を
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〈東京湾臨海署安積班〉シリーズ最新作。 今回は殺人事件の被害者である高齢男性が、かつて詐欺の加害者だったという事実が判明し…というところから始まる。 高齢者=弱者ではないし、リタイア=つまらない生活でもないし、老兵=消え去るのみでもない。 このシリーズは安積の年齢設定は変わ...
〈東京湾臨海署安積班〉シリーズ最新作。 今回は殺人事件の被害者である高齢男性が、かつて詐欺の加害者だったという事実が判明し…というところから始まる。 高齢者=弱者ではないし、リタイア=つまらない生活でもないし、老兵=消え去るのみでもない。 このシリーズは安積の年齢設定は変わらないものの、時代は変化している。 安積自身も猛烈警察官で家庭を顧みなかったから離婚したが、今でも元妻や娘と交流している。 働き方の変化に安積自身にも思うところはあっても、部下にそれを押し付けることは絶対にしないし、部下や周囲の人々を守ろうという姿勢はシリーズ初期から健在だ。 セクハラやパワハラとは無縁の上司・安積は昔から時代の先端を行っていると言えるかも知れない。 今回安積とコンビを組んでいるのは葛飾署の広田係長。口調はやる気があるのかないのか分からない感じだが、こういう人こそ侮れない。 警察官としての仕事には信念を持っているし、安積とはタイプが違うものの、やはり頼もしい上司だ。 広田『人は生きている限りは枯れたりしませんよお。俺はそう思うけどねえ』 安積『自分が誰からも必要とされなくなる。それでも毅然としていられるかどうか…。それが怖い』 速水『俺は年を取っても俺のままだ。だから、怖くなんかないさ』 三者三様の、年を取ることに対する考え方が面白かった。 年齢に対する考えは人それぞれ。だが少なくとも人への悪意や迷惑を向けるようなことはしてはいけない。 事件の内容が最近よくニュースで見聞きする事件とリンクしているところもあったので、どんな内容になるのかと思っていたが、やはりそこは今野さんらしい話だった。 これが他の作家さんならとことん救いようのない話になっていたかも知れない。 今回は村チョウ&桜井の活躍があまり見られず残念。黒木に至っては冒頭に出てきただけだった。 次回は安積班全員の活躍があることを期待。
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安積班シリーズ待望の長編。 東京湾で見つかった遺体。 フェリーの航海士が見つけた遺体はどこの誰で、どこからやってきたのか? 安積班のメンバーだけでなく、今作では捜査本部も立ち、お馴染みの交機隊の速水や、今シリーズ初登場の葛飾署の広田などの手を借りながら、安積が事件の真相に迫ってい...
安積班シリーズ待望の長編。 東京湾で見つかった遺体。 フェリーの航海士が見つけた遺体はどこの誰で、どこからやってきたのか? 安積班のメンバーだけでなく、今作では捜査本部も立ち、お馴染みの交機隊の速水や、今シリーズ初登場の葛飾署の広田などの手を借りながら、安積が事件の真相に迫っていく。 捜査本部が立つだけあり、今回は安積班のメンバーの出番は少な目。しかし、コツコツと捜査を積み上げていく様子が丁寧に描かれていて、「さすが今野敏」と言う感じ。 捜査は一人の力では出来ないし、どんな小さな出来事でも事件の解決に繋がる様子が面白い。 最近は警察ものも、突飛な設定が多かったり、科学捜査が進む中、コツコツ足を運ぶ捜査を扱うものが少なくなったと感じる。 隠蔽捜査シリーズも面白いが、今シリーズの主人公は班長なので、捜査の第一線で活躍するのが、隠蔽捜査とはやはり目線が違う。 どうしても、最近は会話を中心に話が進むスタイルが多くなっているのは気になるが、そこを踏まえても、今作は面白いと思った。 何年経っても、配属が変わらない設定はかなり気になるが、一体何歳の設定で描かれているのか? そこはかなり知りたい! やっぱり「安積班」を始め、「隠蔽捜査」「樋口」シリーズは安定感が凄い。 同じような調子で描かれているけど、それぞれの微妙な立場の違いを楽しむのが何とも言えない。
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