人類の物語 Unstoppable Us の商品レビュー
私たちが歴史を学ぶ意味を改めて考えさせてくれる一冊です。1人では大した力を持っていない(野生動物と一対一で向かい合えば、たいていの場合は勝つことができないくらいひ弱な)「人間」という生物が、地球を文字通り「支配」し、多くの動物を絶滅に追いやり、地球環境を破壊するほどのパワーを持つ...
私たちが歴史を学ぶ意味を改めて考えさせてくれる一冊です。1人では大した力を持っていない(野生動物と一対一で向かい合えば、たいていの場合は勝つことができないくらいひ弱な)「人間」という生物が、地球を文字通り「支配」し、多くの動物を絶滅に追いやり、地球環境を破壊するほどのパワーを持つことができたのはなぜなのか。 人間だけがもつ、そのパワーの正体と、それがどのように他の生物を圧倒して地球環境を激変させてきたのか、人類の「発展」の歴史(と、それによってもたらされた悲劇)を、小学生高学年くらいから中学生の子どもでも分かるように丁寧に説かれています。 考古学の発見から想像できること、たぶん「確かだろう」とかんがえられること、あり得るけれども本当のところは「わからない」こと、これらをきちんと書きわけているところも、筆者の誠実さを感じます。 筆者を有名にした『サイエンス全史』はまだ読んでいませんが、本書を読んで是非読んでみたいと思うようになりました。
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サピエンス全史を子供向けにした様な本 正直、サピエンス全史は難しい部分もあったので子供と読んで勉強になった
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サピエンス全史はサラッとしか通せてなかったので、こども向けに分かりやすく書かれている本書は、Audibleで耳読、復習するにはちょうどよかった!! あ、ここ覚えてるなーっていう内容もあり、またサピエンス全史を再読したくなります。
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ホモサピエンス全史が多くの人の心を打つのが分かる。児童図書のこの作品で十分なくらい楽しい。 Audibleで拝聴後、子どもに読み語りしたくて即ポチ。 しかし、届いてみて絶望。 人間がちょっとやそっとで音読できる量ではない。そりゃそうだ。Audibleでも5時間分。2時間弱だと...
ホモサピエンス全史が多くの人の心を打つのが分かる。児童図書のこの作品で十分なくらい楽しい。 Audibleで拝聴後、子どもに読み語りしたくて即ポチ。 しかし、届いてみて絶望。 人間がちょっとやそっとで音読できる量ではない。そりゃそうだ。Audibleでも5時間分。2時間弱だと思っていたのは3.3倍速で聞いてるから。(プチ承認欲求) ガチで読んでも向こう3ヶ月はかかるぞ。毎日くちびるをカサカサにしながらだ。唯一の利点は、読んでる最中に子どもが全員撃沈することくらい(笑) 人類を地球の支配者たらしめたスーパーパワーとは一体何だったのか。私からしたら、その絶滅の量産にどんな悪意があったのかと思う。なんでみんな消えちゃったの。なんで人類はこんなに強いの。 私一人は、こんなにも弱いのに。 その答えを、親が考えなくて良くなった。良著。
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何故、地球上で人類だけが生き残ってマンモス、象は絶滅したのかその理由がよく分かった。協力、意外性、火を操れるかの3点だ。人類はもともとは弱い生き物なのにこの3つがあるだけで生き残れるとはすごいことだ。歴史から物事がどのように変化するか学べる、当時は出来るだけたくさん甘いものを食べ...
何故、地球上で人類だけが生き残ってマンモス、象は絶滅したのかその理由がよく分かった。協力、意外性、火を操れるかの3点だ。人類はもともとは弱い生き物なのにこの3つがあるだけで生き残れるとはすごいことだ。歴史から物事がどのように変化するか学べる、当時は出来るだけたくさん甘いものを食べる方が良いという本能、一人の人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては大きな一歩。
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『サピエンス全史』の著者による、人類のこれまでが描かれた児童書です。 人類とは何なのか、ホモ属のみんなはどこへ消えたのか、サピエンスは他と何が違うのか、動物消失の理由が児童向けに解説されていますが、年齢を問わずに役立つこと請け合いです。 サピエンスが手にした不思議なパワーは幾つか...
『サピエンス全史』の著者による、人類のこれまでが描かれた児童書です。 人類とは何なのか、ホモ属のみんなはどこへ消えたのか、サピエンスは他と何が違うのか、動物消失の理由が児童向けに解説されていますが、年齢を問わずに役立つこと請け合いです。 サピエンスが手にした不思議なパワーは幾つかありますが、無いものを有ると仮定できることや集団で行動できる点が大きいのだろうと感じました。 ネアンデルタールなどの他人類や様々な大型生物を絶滅させるまでその力をフル活用してしまったことについては、サピエンスの一個体として残念に思います。 ネアンデルタール人やデニソワ人や小型人類がもし現代でも共に生きていたとしたら楽しそうであるとも思えるし、サピエンスの行き過ぎた行動を戒めてくれそうな気もします。 しかし彼らはもういないので、我々は同じ轍を踏むことのないよう慎重に本当の意味でホモ・サピエンス(賢い人類)になるしかないのです。
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もともと、『サピエンス全史』を気になっていたけど、あの本の厚さを避けていたので、同じ著者のこの本を手にとってみた。 児童書ということもあって、勉強をしてきたつもりでしてない私にはちょうど良かった!難しい言い回しもなく、大昔の先祖たちの暮らしが想像しやすかった。 物語の重要性が...
もともと、『サピエンス全史』を気になっていたけど、あの本の厚さを避けていたので、同じ著者のこの本を手にとってみた。 児童書ということもあって、勉強をしてきたつもりでしてない私にはちょうど良かった!難しい言い回しもなく、大昔の先祖たちの暮らしが想像しやすかった。 物語の重要性がわかった!
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ホモサピエンスは「虚構」(本書では物語)を信じることができ、それを他者と共通認識として持つことができるから集団で大きな力を発揮できる。サピエンス1人だけでは微々たる力。 虚構を作り上げれば皆を、世界を支配できる。言い換えれば、世界を支配したければ新しい虚構を作り上げてそれを皆んな...
ホモサピエンスは「虚構」(本書では物語)を信じることができ、それを他者と共通認識として持つことができるから集団で大きな力を発揮できる。サピエンス1人だけでは微々たる力。 虚構を作り上げれば皆を、世界を支配できる。言い換えれば、世界を支配したければ新しい虚構を作り上げてそれを皆んなに伝えばいい。 最終的にはそんな締めくくりだったけど、なるほどなーって感想と、あとサボらずにちゃんとサピエンス全史読もうと思いました(笑)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館の児童書新刊コーナーより。 この作者が書いた児童書ってどんなのだろうと、気になったから借りてみた。 読むまで間違って覚えていたのは、「ネアンデルタール人は人類の直系の祖先だ」ということ。 並列で存在していた、別のヒトだとは知らなかった。 一部ではネアンデルタール人の血を受け継いでいる人もいるみたいだけど。 人類が世界を覆った理由が、「物語を作ること」と「大勢で力をあわせられること」でまとめてあるのが、シンプルでわかりやすい。 本当はもっとあるんだろうけど、児童書として伝えるためにそぎ落としたんだろうな。 自撮が手形のエピソードは面白い。あと、壁画が家族じゃなくて動物という疑問は持ったことがなかった。 この着眼点も面白い。
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地球の生物の昔から今を昔話のように想像させてくれます。 物語りを作り人間はまとまった。でも、他生物を消滅させた。 今また物語りにより、地球にやさしい未来を作らなければ、という本です。おもしろいですよ。
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