プリテンド・ファーザー の商品レビュー
親の立場、子どもの立場をそれぞれそっと見つめるような作品。二人の男親が子どもを連れて共同生活をする場面から始まる。もちろん事情を抱えての結果である。子どもに明るい明日を見させるのは大人の役割だ。シッターである主人公の心情である。 学びのある一冊でした。
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妻を亡くして幼い娘・志乃を育てる シングルファーザーの恭平が ベビーシッターとして雇った 高校時代の同級生で元保育士の章吾も 同じようにひとりで 乳児の息子・耕太を育てていた。 ふたりはお互いの利害が一致して ひとつ屋根の下で暮らすことにするが。 これもまた、新しい家族のかたち...
妻を亡くして幼い娘・志乃を育てる シングルファーザーの恭平が ベビーシッターとして雇った 高校時代の同級生で元保育士の章吾も 同じようにひとりで 乳児の息子・耕太を育てていた。 ふたりはお互いの利害が一致して ひとつ屋根の下で暮らすことにするが。 これもまた、新しい家族のかたち。 同じ境遇とはいえ 恭平には娘、章吾には息子。 志乃のお母さんはこの世にいないけど 耕太の母親は海外で働いている。 恭平は育児を理由に花形部署から異動し 章吾の働き方も親の理解を得てはいない。 それぞれの悩みが積もり積もれば 当然、爆発してしまう展開に。 でも、その後でふたりが見つけた 自分と、こどもたちと、家族のための 生きていく道は、ちょっとだけ 明るいものになった気がしました。
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妻との死別によりシングルファーザーとして4歳の娘を育てる36歳の恭平と、その高校の同級生で事情により1歳半の息子を1人で育てる章吾。バリバリの営業マンでシングルファーザーになったものの、家事・育児に対する当事者意識の薄い恭平と、シッターというケア労働に従事し、家事・育児は得意だが...
妻との死別によりシングルファーザーとして4歳の娘を育てる36歳の恭平と、その高校の同級生で事情により1歳半の息子を1人で育てる章吾。バリバリの営業マンでシングルファーザーになったものの、家事・育児に対する当事者意識の薄い恭平と、シッターというケア労働に従事し、家事・育児は得意だが男性社会に馴染めない章吾という正反対の2人が共同生活を始める中で「親になること」に向き合うという物語。 シングルファーザーではないが、育児真っただ中の男親の身として、とても考えさせられる内容だった。シングルファーザーという題材を通して、ジェンダーの問題、家族の在り方の問題、ケア労働の問題などに真正面から切り込む意欲作だと感じた。 恭平の会社の上司や章吾の親など、ジェンダー平等などに理解のない人間をちょっとステレオタイプに描きすぎかなという気はした。
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父子家庭同士が同居し、一緒に生活していく話。男女の育児による考え方、男性社会により女性だけが背負わされていく諸々の負担、読んでモヤモヤしてしまったが男性同士が頑張って育児をしていこうといく姿には将来こうあってほしいと思ってしまう。
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父親2人、子ども2人の4人が一緒に暮らす。家族の形とは? また、家事、育児を妻に任せなければ、会社で仕事出来ないって?男性が育休を取りにくい?営業先で女性は仕事を人質に取られる?会社では下に見られる? いろんな問題が描かれている。 昔のながらの性別による役割分担がまだまだ、社会に...
父親2人、子ども2人の4人が一緒に暮らす。家族の形とは? また、家事、育児を妻に任せなければ、会社で仕事出来ないって?男性が育休を取りにくい?営業先で女性は仕事を人質に取られる?会社では下に見られる? いろんな問題が描かれている。 昔のながらの性別による役割分担がまだまだ、社会に根づいている。 話の内容は2人の父親の立場や気持ちが交代で描かれる。恭平、章吾、様々な出来事にいろいろ考えなやみながら、お互いの足りないところを補いながら子育てしている。 最後は一応、ハッピーエンド? とても、読みやすく楽しめました。
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今の時代だからこその題材 夫は稼ぎ妻は家庭を守るなんて考えは古いとは頭では分かっているが、その価値観を持った世代に育てられた世代は、無意識のうちにその考えが刷り込まれている、致し方ないことだと思う 親の自覚と自分のキャリア、問題だと認識すらできない会社の中で何が正解なのか、悩み出...
今の時代だからこその題材 夫は稼ぎ妻は家庭を守るなんて考えは古いとは頭では分かっているが、その価値観を持った世代に育てられた世代は、無意識のうちにその考えが刷り込まれている、致し方ないことだと思う 親の自覚と自分のキャリア、問題だと認識すらできない会社の中で何が正解なのか、悩み出したらきりがない 致し方ないことだと放置するのは簡単、でも作中に「たとえ親のエゴでこの世に生まれたんだとしても、彼らが大人たちから歓迎されないような社会にはしたくない」と語る場面があるように、綿々と受け継がれていく人の営みの中に確かに自分も含まれている かつて歓迎された、されなかった大人のひとりとして、これから先の子どもたちを歓迎できる大人になりたい
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「男らしく」生きてきたシングルファーザーと、「男らしさ」の圧力に苦しめられてきたシングルファーザーが一緒に暮らす中で「父親とは」「親とは」「家族とは」に向き合っていくお話。育児という記憶にも残らない積み重ねこそが愛で、心の奥底の肥やしになっていくのかも、と日常のかけがえなさを感じ...
「男らしく」生きてきたシングルファーザーと、「男らしさ」の圧力に苦しめられてきたシングルファーザーが一緒に暮らす中で「父親とは」「親とは」「家族とは」に向き合っていくお話。育児という記憶にも残らない積み重ねこそが愛で、心の奥底の肥やしになっていくのかも、と日常のかけがえなさを感じて泣けた。
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自分の中に知らないうちにすりこまれていた、育児の性役割や親になることに対する偏見や先入観に気づかされる内容だった。子どもを産むことは確かに女性にしかできないことだけれど、子どもを育てるのは父親でも母親でも、血がつながらない他人でもできること。そこに大事なのはただの血のつながりでは...
自分の中に知らないうちにすりこまれていた、育児の性役割や親になることに対する偏見や先入観に気づかされる内容だった。子どもを産むことは確かに女性にしかできないことだけれど、子どもを育てるのは父親でも母親でも、血がつながらない他人でもできること。そこに大事なのはただの血のつながりではなくて、家族としてきちんと向き合い愛する気持ち。 育児を妻にまかせきりにしてきた恭平が、妻の急死だけではわからなかった子どもと向き合う日常を、章吾との生活の中で少しずつ考え方が変化し親としての役割を理解していく過程が興味深い。恭平が名前だけの父親から、本当の父親になっていく。そしてその視点は同じ親である会社の後輩や同僚の生き方、女性が社会で働くことの困難さというところへ広がっていく。恭平の視点を通して、男性中心の社会の中で、女性が出産・育児によりどれだけ社会参加を阻まれているかを、女性である私自身でもはっとするような気付きを与えてくれた。 印象に残った文章『子どもを持てばさ、社会的にはそれで親になれちゃうんだよ。(中略)本当は、子どものために何かをすることで初めて親になるわけで、逆を言えば、その行為によってしか親にはなれない気がするんだよ。』『僕の存在が志乃ちゃんの記憶に残らなくても、行為の中に愛があるのなら、それでいい。大事に思う存在が、その愛を栄養にして育つのであれば、僕がここにいる意味はあるのだ。』とても大事なことがこの文章には含まれている。
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〈「ケア」と「キャリア」のはざまで引き裂かれるすべての人に贈る、新しい時代のための拡張家族の物語!〉 少し単調だったけれど、今必要とされているテーマだと思う 昭和の妻はグーの音も出ない シングルファーザーの葛藤 いろんなことを考えさせてくれた 子どもを作るのは親のエゴでも、...
〈「ケア」と「キャリア」のはざまで引き裂かれるすべての人に贈る、新しい時代のための拡張家族の物語!〉 少し単調だったけれど、今必要とされているテーマだと思う 昭和の妻はグーの音も出ない シングルファーザーの葛藤 いろんなことを考えさせてくれた 子どもを作るのは親のエゴでも、生まれてきた子どもが歓迎されない社会にはしたくない ≪ 血のつながり それが家族の それだけが?≫
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