教養としての日本古典文学史 の商品レビュー
「七世紀とそれ以前」から「十九世紀」まで、文学史を百年ごとに章立てして解説。その世紀の国内外の動きも簡潔に触れられている。一章ずつ少しずつ読み進めてました。 ひと通り読んで(こう繋がってるのか〜)と流れを捉えることができ、面白かった。とくに詩歌の発展と変化は、最初から最後まで続...
「七世紀とそれ以前」から「十九世紀」まで、文学史を百年ごとに章立てして解説。その世紀の国内外の動きも簡潔に触れられている。一章ずつ少しずつ読み進めてました。 ひと通り読んで(こう繋がってるのか〜)と流れを捉えることができ、面白かった。とくに詩歌の発展と変化は、最初から最後まで続いていて。 巻末の年表に西暦と和年号が併記されて、一般読者にはありがたい。本文の内容はかなり駆け足の部分もあるけど、読書案内の書籍一覧があるので、気になった作品は実際に読んでみれば良いのね。
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今年の目標の1つが日本文学を読むことで読んだ時に時代背景とか分かるとより面白いかなと思って軽い気持ちで図書館で借りた。かなり細かくて難しいけれど学術書としては最高の本だと思う。飛鳥以前から明治時代までの文学について主に記されている。個人的に新撰組鬼の副長の土方歳三に発句の趣味があ...
今年の目標の1つが日本文学を読むことで読んだ時に時代背景とか分かるとより面白いかなと思って軽い気持ちで図書館で借りた。かなり細かくて難しいけれど学術書としては最高の本だと思う。飛鳥以前から明治時代までの文学について主に記されている。個人的に新撰組鬼の副長の土方歳三に発句の趣味があって作品集を残していたことに驚いた。あと西郷隆盛も一見文学に関わりがなさそうだったから意外だった。昔の人って短命なイメージだったんだけど作家の没年齢が示された年表見ると意外と70歳超えて長生きしてる人も多かった。藤原定家80歳って当時から考えるとすごい長命。平安時代は紫式部や清少納言や赤染衛門とか女性の作品が有名だったけどそれ以降女性の作品ってあんまり残ってないのかな。鎌倉時代~江戸時代の女性の作品って言われても何も思い当たらない。ここ最近日本史と文学史をもう1回学び直したいな〜とつくづく思う。
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