家康家臣の戦と日常 の商品レビュー
いわゆる十八松平の一つ深溝松平の当主松平家忠が書いた「松平日記」を解説した一冊。カバーされている期間はまさに家康が活躍した戦国時代末の天正5年(1577)から関東移封になった文禄三年(1594)。彼自体は徳川家の家老だった酒井忠次の部下だったようで、家康の命を忠次経由で仰せつかっ...
いわゆる十八松平の一つ深溝松平の当主松平家忠が書いた「松平日記」を解説した一冊。カバーされている期間はまさに家康が活躍した戦国時代末の天正5年(1577)から関東移封になった文禄三年(1594)。彼自体は徳川家の家老だった酒井忠次の部下だったようで、家康の命を忠次経由で仰せつかって、戦に駆り出され、主に普請や番(警護?)を担当したらしい。日記の内容から、当時の家康やそれを取り巻く状況が把握的る一級の史料である。
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