幾千年の声を聞く の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ひとつの「木」を中心に5つの時代を歩む 完結しているようで中盤繋がりが現れる 時が進むにつれ明かされる「木」のことや、各章の展開は面白い SFへの移行でついにきたか!と思ったのだけどな
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青羽悠さんが初めて青春小説以外を書いたというので期待して読み始めた。 プロローグ、エピローグを別にして5章からなる物語は、ファンタジーからSFへと変貌していく。世界の置かれた状況が見え始め、それまでの謎が解けていく構成はうまいが、結局何が言いたいのかが不明瞭なまま終わってしまった...
青羽悠さんが初めて青春小説以外を書いたというので期待して読み始めた。 プロローグ、エピローグを別にして5章からなる物語は、ファンタジーからSFへと変貌していく。世界の置かれた状況が見え始め、それまでの謎が解けていく構成はうまいが、結局何が言いたいのかが不明瞭なまま終わってしまった。 章ごとに独立したストーリーで、そこにはそれぞれ数百年の時間が経過している。当然ながらキャラクター同士の繋がりなどはなく、文化や技術もガラリと変わってしまう。そのため読者は一から世界を学ばなければならず、集中力が途切れる。 そもそも物語の舞台が〈この惑星〉である理由も必然もなく、説明もされておらず不親切だ。過去に読んだSFやファンタジーの名作のあれこれが頭を過るのもマイナス要因。 アニメにでもなれば面白いかもしれないけれど、小説としてはイマイチだった。
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枝の上に街が建てられるほどの巨大な〈木〉。ある学者は気付く。「こんなものは地球に存在しえない」壮大なる謎に挑む幾千年の物語。
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