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毒もみのすきな署長さん の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2023/09/09

夏読75冊目。 この国では、毒もみをして魚を取ってはいけないという法律がある。 でも子どもたちは、とある人物が毒もみをしてるのではないかと疑い…? 最後は犯人がわかるけど、え!?という意外な理由。

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2023/07/17

「「毒もみをして魚をとってはなりません」というのが、この国の規則。規則は守るべきもので、それをやぶった者は逮捕される。犯人を見つけて逮捕するのは警察の役目と決まっている。 ところがその犯人が、なんと! ――善悪では割り切れない人間の本質にドキリとする。これは、だれの心の中にも潜ん...

「「毒もみをして魚をとってはなりません」というのが、この国の規則。規則は守るべきもので、それをやぶった者は逮捕される。犯人を見つけて逮捕するのは警察の役目と決まっている。 ところがその犯人が、なんと! ――善悪では割り切れない人間の本質にドキリとする。これは、だれの心の中にも潜んでいる「毒」なるものを、ユーモアにつつみこんで描き出した異色の傑作! 一筋縄ではいかない賢治童話の深淵が味わえる。」

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2023/07/10

毒もみって何よ、というとこからのスタート。最後の最後まで、なんなのこれは、というような話なんだけど。人のなかに含まれているようなものは、やっぱり「毒もみ」って言葉と同じように、分かりはしない、ぽかんとさせられるようなものなんだろうな。

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2023/04/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

子供向けとは到底思えない、なんともブラックな宮沢賢治(笑)。 やったら捕まるような事をやっていた署長さん、しかも、捕まって尚 やった事を楽しんでいる……。そういう、抑えられない衝動?サイコパス? リアルなお話。

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2023/04/09

「毒もみをして魚をとってはいけない」その規則を破った犯人はなんと署長さん。ばれて白状する署長さんの楽しそうなこと。わかっているが毒もみが好きでたまらないらしい。そうか。だったらしょうがないかと思わず納得させられる。署長さんにとってみたらルールよりも名誉よりも仕事よりも大事なことだ...

「毒もみをして魚をとってはいけない」その規則を破った犯人はなんと署長さん。ばれて白状する署長さんの楽しそうなこと。わかっているが毒もみが好きでたまらないらしい。そうか。だったらしょうがないかと思わず納得させられる。署長さんにとってみたらルールよりも名誉よりも仕事よりも大事なことだった。人間の本質か。

Posted byブクログ

2023/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

権力者と村で軽んじられてる者と子供たち、ザ・ミヤザワな登場人物。 何度か読んでいるはずのお話なので、この表紙で無ければ手に取らなかったかも。 だいたい、オチがタイトルだもんね。 ほんわかした絵なのに、不穏さにドキドキが止まらない。 ラストの署長さんの穏やかな笑顔には背中がヒヤリ。 文字だけではさらりと読んでしまうお話だったけど、絵本になると、まったく違う世界だった。

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2023/03/01

深いとても深い… 「悪いことはしてはダメ!ーーーのはずなのに、 犯人の最後のことばに、みんなびっくり! 善悪では割り切れない、人間の本質にドキリとする。 権威や役職に惑わされず、犯人を見破ったのは子どもたち。 『毒』なるものをユーモアにつつみこんで描き出した、賢治童話の深淵がか...

深いとても深い… 「悪いことはしてはダメ!ーーーのはずなのに、 犯人の最後のことばに、みんなびっくり! 善悪では割り切れない、人間の本質にドキリとする。 権威や役職に惑わされず、犯人を見破ったのは子どもたち。 『毒』なるものをユーモアにつつみこんで描き出した、賢治童話の深淵がかいま見える異色の傑作。」 だそうです。(表紙裏より) これを読んで納得しました。

Posted byブクログ