やさしいライオン 新装版 の商品レビュー

やなせたかし(著者)

2024/12/03

やさしくも悲しいお話。
なんとなく、昨今よく見るクマが人間界に来て駆除(射殺)されてしまうニュースを思い出してしまった。きっとクマにも事情があるだろうに、でも人間が襲われるリスクは少しも残しちゃいけないから…仕方ないとは言え、毎度悲しくなる。

2024/09/30

ブルブルは幻を聞いたのか、サーカスを脱走し、母の面影を追いかけた。
自分たちに危険が迫っていると認識してしまう人間。
動物が持っているかもしれない優しい心に寄り添った「やなせたかし」さんの名作。

2024/06/22

日本図書館協会選定図書
全国学校図書館協議会選定図書
厚生労働省中央児童福祉審議会推薦

まっピンクのカバーが目を引く絵本。
イラストがかわいく、前半はライオンが犬に育てられる姿にほっこり。
ライオンの自立と成長、そして離れても変わらない愛情が描かれている。
ラストは他の結末がよかったなと個人的には思いますが、その厳しさもやなせたかしさんが伝えたいことなんだろうな。

2024/02/26

3歳の姪っ子に読ませて理解できるかどうかという判断がほしいと母親からお願いされて読んでみた。
物語はタイトルの通り優しい雰囲気に包まれ、子供に読みやすい内容である。しかし、起承転結がしっかり描かれており、最後のオチに対する考え方は読者の判断に委ねられる。
ものの1分で終わる内容だが、少しの間考えさせられる内容であった。
子どもの成長に合わせて何回か読ませることで、「気付き」を得られることができるかもしれない。

2023/11/09

2023年11月8日（水）朝学
4年B組
担任の先生も子どもたちも、この本は知らないようでした。
「作者のやなせたかしさんは、『アンパンマン』を書いた人です」と言うと、「『アンパンマン』は知ってる！」と大合唱。
（きっと知らない人はいないはず）
やなせたかしさんについての紹介をしたあとで、しっかりと表紙を見せました。
「かわいい絵！　犬かな？」と、小さいライオンが犬に見えたようでした。
そんなかわいいライオンが、立派な大人のライオンになった姿の場面を見た子どもたちは、「おぉっ！」と感嘆の声を上げていました。
空を駆ける場面でも、「わぁ～！」と思わず声が。
お別れや銃で撃たれてしまう場面は、しーんとして、お話の中にしっかり引き込まれているようでした。
子どもたちの心の中にも、いろいろな思いが広がったのではないでしょうか。
悲しいながらも、温かい感情が残るラストです。
（読み手:H）

2023/04/29

やさしい、そして、すごくかなしいお話しでした。
涙出た。(´；ω；｀)

ブルブルの子守歌

ブルブル いいこね
ねむりなさい
ねむりなさい
ミルクを たくさん のみなさい
たくさん たくさん のみなさい
ブルブル いいこね
ねむりなさい