山奥ビジネス の商品レビュー
コロナによってテレワークが定着してからは、 都会を離れる人が増えているそうです。 しかし都会の仕事をリモートで地方に住みなが らこなしている訳ではないです。 その地方で新たなビジネスを立ち上げているの です。 ひと昔であれば、そのビジネスは農業などの一 次産業に限定されてい...
コロナによってテレワークが定着してからは、 都会を離れる人が増えているそうです。 しかし都会の仕事をリモートで地方に住みなが らこなしている訳ではないです。 その地方で新たなビジネスを立ち上げているの です。 ひと昔であれば、そのビジネスは農業などの一 次産業に限定されていましたが、今は違います。 その地域の環境を活かしながら、ベーカリーで あったり、ジェラートであったり、そしてアー トの発信の場であったりと多様化しています。 特に今後のインバウンドの復活には、こういっ た山奥ビジネスは、より注目を浴びることが予 想されています。 「何もないけど何かある」 儲かるわけではないですが、満ち足りた生活が そこにはあることを知る一冊です。
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田舎で活躍しているビジネスや事業を数多く紹介しています。 筆者が田舎に閉じこもることなく、外とのかかわりを持つこと意識するよう働けかけているのが印象的で、地元出身・地元育ちではなく、大都市での生活やU・Iターンでの積極的な呼び込みが重要だと感じさせられました。
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タイトルから想像しうる内容だった 期待以上でも未満でもなかったが、それぞれの地域で活躍されている方々の熱量が文章から伝わってきて、自分も奮い起こされた それぞれに好みや生き方はあると思うが、何かその1点に集中して走り切るのはとても意味あると、改めて感じさせてくれる一冊でした
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もともと知っていた事例もあったが、山奥ビジネスに共通するキーコンセプトにもとづく読み解きで、ますます各事例への関心が増した!
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熊本県山都町 新しいチャレンジで酒を世界に発信している「通潤酒造」 石川県能登町 ジェラートで土地の魅力を発信した「マルガージェラート」 北海道美流渡地区 パン工房「ミルトコッペ」から出版社やアーティストが移住する街に 島根県太田市 石見銀山からライフスタイルを発信する「群言堂」...
熊本県山都町 新しいチャレンジで酒を世界に発信している「通潤酒造」 石川県能登町 ジェラートで土地の魅力を発信した「マルガージェラート」 北海道美流渡地区 パン工房「ミルトコッペ」から出版社やアーティストが移住する街に 島根県太田市 石見銀山からライフスタイルを発信する「群言堂」 新潟県十日町市 アートで村おこしに成功した小さな町 北海道東川町 「写真」で町つくりで移住者が増え続ける町 山梨県小菅村 多摩川源流大学と共に村のよさを発信 最近、あるローカルなところに長期で行くことがあり「閉鎖的な考えがある人が多い場所と頑なによそ者を入れない地元の人が多いところは廃れていくんだな…」と実感。 そんなことを思っていた時にこの本を読んだので、なおさらこの本に書かれていた成功した町はすごいと思ったな~。 オープンに人を受け入れるマインドがある人々 これって都会も田舎も同じく大切なこと そう!これが一番大切で山奥ビジネスの成功のキモなんだよな~。(しみじみ~)
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山奥でもビジネスが成立する時代になった。インターネットとテレワークがそれを後押しした。 との書き出しで面白そうで読んでみた。 内容は、山奥ビジネスでうまく行っている人の体験談が載っており、面白く読めた。しかし、肝心の何が要因でうまく行っているのかにまで言及されておらず、体験談だけ...
山奥でもビジネスが成立する時代になった。インターネットとテレワークがそれを後押しした。 との書き出しで面白そうで読んでみた。 内容は、山奥ビジネスでうまく行っている人の体験談が載っており、面白く読めた。しかし、肝心の何が要因でうまく行っているのかにまで言及されておらず、体験談だけの内容となってしまっていることが残念だった。 また、山奥ビジネスに挑戦したが失敗した事例がないため、チェリーピッキングになってしまっていた。
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「一流の田舎」とは何か? 明日から、年末年始の帰省だが、故郷(田舎)のことを考えるのに良い機会であり、本書を手に取った。 本書では、7つの「田舎」における成功例を紹介している。確かに人口は少ないが、それぞれのコミュニティの雰囲気は、旧来の閉鎖的で前時代的なものとは180度真逆で...
「一流の田舎」とは何か? 明日から、年末年始の帰省だが、故郷(田舎)のことを考えるのに良い機会であり、本書を手に取った。 本書では、7つの「田舎」における成功例を紹介している。確かに人口は少ないが、それぞれのコミュニティの雰囲気は、旧来の閉鎖的で前時代的なものとは180度真逆であり、オープンなマインドを持った人達を中心に、新しい人・モノを受け容れる文化が整っている。 柔軟な人々が揃えれば、「前例がない・他でやっていない・予算が無い」といった、後ろ向きな議論は無くなり、小規模を生かした迅速な意思決定のもと、新たな挑戦をすることができ、結果イノベーションが次々と起こる。そして、各地域に対する若者のファンが少しずつ増え、Uターン・Iターン移住に繋がるというもの。 この繰り返しによって、「一流の田舎」と「それ以外の田舎&疲弊した都会」とは、どんどん差が開いていくわけである。 私も東京暮らしが長くなったが、しばしば、「自分に向いた仕事さえあれば長閑な地方に住みたい」という気持ちになる。ただし、幼いころに受けた転校&イジメや、地方勤務時代に味わった、外部の人間・新しい考え方を拒絶する雰囲気を思い出し、躊躇してしまう。そう、田舎が嫌だったのではなく、あの閉塞的なムラ社会の文化が嫌だったので、東京勤務を希望したのだ。 あの頃から時代は変わり、情報・物流インフラが充実しているので、田舎でも世界と繋がることはできる。本書で紹介されている「一流の田舎」であれば、素敵な人達に囲まれた生活も可能だ。勿論、田舎でビジネスを起こし、軌道に乗せるための苦労は相当なものだろうし、一流の田舎への移住は、決してユートピアではないと思う。それでも、「このままサラリーマンを続けるのか?出世できる保証は無いぞ!出世してもつまらないぞ!」と、気持ちを揺さぶられる一冊である。
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紹介されている事例がすごくて山奥ビジネスを自分で始める心理的ハードルが上がる。しかし、これら先人たちも苦労して年月をかけて成功したはず。そして、始める決断をしたときがある。一歩踏み出さなければ何も始まらない。
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人口減? 地方消滅? 悲観する必要はない。日本には「山奥」という豊かなフロンティアがある。「なにもない田舎」も、地域資源を再発見し、角度を変えて眺めれば、宝の山に変わるのだ。ハイバリュー・ローインパクト(高付加価値で環境負荷が低い)なビジネスを山奥で営む事例や、明快なコンセプトで...
人口減? 地方消滅? 悲観する必要はない。日本には「山奥」という豊かなフロンティアがある。「なにもない田舎」も、地域資源を再発見し、角度を変えて眺めれば、宝の山に変わるのだ。ハイバリュー・ローインパクト(高付加価値で環境負荷が低い)なビジネスを山奥で営む事例や、明快なコンセプトで若い世代やユニークな事業を呼び込んでいる自治体事例を紹介し、「一流の田舎」を創るストラテジーを提示する。 第一部 山奥でビジネスを展開する 第一章 熊本県山都町 バブル絶頂期にエリート銀行員がUターン/免税店での販売と海外輸出/観光酒蔵からネット通販へ/熊本地震での被災と酒蔵エンターテイメント業への転換/IT企業が山都町で創業/山奥に光ファイバーを整備/古民家や廃校をシェアオフィスに転換/熊本に移住したMARUKUの若者たち/はじまりの場所 第二章 石川県能登町 奥能登から飛び出したかった子供時代/奥能登産の生乳の美味しさに目覚める/ジェラートとアイスクリームの違い/奥能登でジェラート店を開業/イタリアのジェラート大会への挑戦/突破口となった「ジェラート・イリュージョン」/ショッピングモールへの出店をすべて断る理由/「ジェラート自然科学研究所」という夢 第三章 北海道岩見沢市美流渡地区 中川夫妻が脱サラ起業した理由/「熊しか買いに来ない」と地元の人が忠告/「惚れて通えば千里も一里」/「どんな仕事でも一生懸命やる、うそをつかない、ご縁を大切にする」/おしゃれなパン工房とログハウスを手に入れる/廃校となった旧美流渡中学校でアートプロジェクト/東日本大震災をきっかけに北海道に移住/「森の出版社ミチクル」を開始/画家のMAYA MAXXが移住/人生はワクワクする冒険 第四章 島根県大田市大森町 松場大吉と松場登美/ブラハウスの創業と大森町への帰郷/転機となった東京の展示会への出展/ブラハウスから群言堂へ/製造小売業に転換/衣食住を通して「生活の美」を伝える/子育て世代が移住/山奥にあるドイツパンとドイツ菓子の店/山奥ビジネスの極意 第二部 魅力的な地域が山奥ビジネスを招く 第五章 新潟県十日町市 大反対の中で始まった大地の芸術祭/大地の芸術祭の成功要因/交流人口を移住につなげる/孫ターンの女性が妻有ビールを起業/ドイツ人デザイナーが限界集落で古民家再生/限界集落での古民家再生プロジェクト/町中の再生プロジェクト/独学の強み 第六章 北海道東川町 全国でも珍しい人口が増えている町/「写真の町」東川町/多様なスモールビジネスが集積/子育て世代の移住者を呼ぶ「教育の町」/スモールビジネスのお手本「北の住まい設計社」/岐阜県から移転した三千櫻酒造/オープンな人々 第七章 山梨県小菅村 多摩川源流大学で増えた交流人口/源流親子留学で小中学校を維持/タイニーハウスプロジェクト/松姫トンネルの開通と「道の駅こすげ」/渋谷から本社移転したクラフトビール会社/村全体がホテルになる「NIPPONIA小菅 源流の村」/「人口をバロメーターにはしない」 第三部 一流の田舎を創造する 第八章 地方経済を活性化するために 地方から地場産業が消えた/日本の基幹産業は製造業から観光業へ/山奥ビジネスが観光業につながる未来予想図/観光業を地方経済の活性化につなげるために 第九章 若い世代の地方移住を促進するために 地方移住の4つのパターン/地方での人口増減パターン/一時的な社会減は「越境学習」のために不可避/Uターンの阻害要因は「家父長制・長男教・男女差別」/地方から若い女性が転出する現状/若い女性が出ていく地方は消滅する/地方議会の現状/山奥の生坂村で起きた議会イノベーション/女性や若い世代の移住を招くオープンな地域
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<目次> はじめに 第1部 山奥でビジネスを展開する 第1章 熊本県山都町 第2章 石川県能都町 第3章 北海道岩見沢市美流渡地区 第4章 島根県大田市大森町 第2部 魅力的な地域が山奥ビジネスを招く 第5章 新潟県十日町市 第6章 北海道東川町 第...
<目次> はじめに 第1部 山奥でビジネスを展開する 第1章 熊本県山都町 第2章 石川県能都町 第3章 北海道岩見沢市美流渡地区 第4章 島根県大田市大森町 第2部 魅力的な地域が山奥ビジネスを招く 第5章 新潟県十日町市 第6章 北海道東川町 第7章 山梨県小菅村 第3部 一流の田舎を想像する 第8章 地方経済を活性化するために 第9章 若い世代の地方移住を促進するために <内容> 国際エコノミストの藻谷俊介の妻、藻谷ゆかりによる地方活性のヒント集。彼女がキーワードにしているのは、①ハイバリュー・ローインパクト(ローインパクトは影響力が薄いのではなく、地方の環境や文化に悪影響を与えないの意味) ②SLOC(Slow、Local、Open、Connected)。エツィオ・マンズィーニの提唱する社会変革をおこなうためのコンセプト。前2つの概念に加えて、他の地域にもオープンな状況であり、その結果繋がっていくという考え。それを元に、第1部、2部で具体例を、第3部でそれを踏まえた政策を掲げている。 日本を含めて、もはや大量生産・大量消費の資本主義は終わったと思う。身の回りで生きるに十分なものを作り、消費するので十分だろう。全国や世界に出さなければ、高価格にならない。そして、情報は世界規模のIT化で、まねしたり、まねされたり。第3部にあった、地方の政治の実態と対応策は納得した。
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