ボールパークでつかまえて!(8) の商品レビュー
まさかキンクリするとは… とは言え大団円からの完結という流れにならなかったという意味では良かった。シーズンも終わり、オフ、そして春季キャンプ。来シーズンにむけてキャラも動き始めた
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前巻ラストにて遂にCS出場を果たしたモーターサンズ、この巻では彼らの勇姿がたっぷりと描かれるのだろうと思っていたら冒頭からショッキングな報告が……! そうか、本作ってモーターサンズの球場に関するあれやこれを描いてきた作品だから、他の球場で起きた出来事については最低限の描き方をする...
前巻ラストにて遂にCS出場を果たしたモーターサンズ、この巻では彼らの勇姿がたっぷりと描かれるのだろうと思っていたら冒頭からショッキングな報告が……! そうか、本作ってモーターサンズの球場に関するあれやこれを描いてきた作品だから、他の球場で起きた出来事については最低限の描き方をするのか… ただ、この展開は次こそCSをホームで開催しようと決心を固くさせる出来事にもなったような そういった悔しさを含みつつ、この巻は新シーズンへ向けた胎動を感じさせるエピソードが多かったね 中でもインパクトあった出来事の一つ、チアリーディングチームの結成は新シーズンに新たな彩りを齎しそうだし、ここにあの班長ちゃんが関わっているのは時の経過を感じられて嬉しくなるね ド緊張して面接ではズッコケてしまった。おまけにダンスはド下手だし親の反対もあった。それでもチアリーディングチームに加入できたのは彼女の溢れる野球愛によるもの もう一つのインパクトは三条の加入か 大型補強として突如やってきた三条。どうしたって彼を警戒してしまうし、それにより生ずるだろうポジション争いも不安になる でも、ここで最も当事者となる八木野が何も不安に思う事なんて無いだろうと、三条の加入を受け入れるのは良いシーンだね。スターが外からやってきたのではなく新たな仲間が加わった。そう感じられたよ それは三条の内面が二つのシーンで描かれた点も助けとなっているね モーターサンズの幾人かは彼の加入に思うところがあったわけだけど、三条だって加入に際し溶け込まねばと不器用ながらに努力していると知れた また、スポーツクラブへの移籍者の多くが口にする「このクラブでプレーするのが夢」という言葉。多くは社交辞令として存在するそれを三条が本気で言っていると判ったのも良かった 読んでいる私自身、早くも彼をモーターサンズの仲間と受け容れられた気がするよ 他には恋愛面を期待させるようなシーンも こころと警備員の滝本にあのような繋がりが出来るとは。思えば滝本も登場当初は警備の仕事を馬鹿にしていたが五十嵐の尊敬できる姿勢から仕事への意識が変わった人間 そんな彼だから、話の流れからこころの微妙な表情の変化を察し、彼女に寄り添うことが出来たのだろうな こころと滝本に何か始まりそうな一方で始まりを否定したのが獅子尾と小春か… 行き着く先が尽く被る程に相性がぴったりな二人。けど小春は獅子尾の仕事ぶりを高く評価しているから、自分と彼が必要以上に近くなる可能性を許容しない 連絡先を削除した彼女の姿勢にはプロ意識を感じてしまったよ
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