村上春樹 映画の旅 の商品レビュー
昨年末の早稲田大学演劇博物館での企画展示の公式図録。実際の展示は見に行けなかったが、この本で展示の雰囲気を味わえた。著作ごとに登場する映画の一覧表があり、村上春樹作品の映画登場が多いことは知っていたつもりでも、こうして纏められてみるとその多さに改めて驚かされた。
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イチャンドンがちゃんと村上作品に感動した上で、あまりにも正解な改変を加えていたことが嬉しかった。そしてそれ自体を村上自体も歓迎しているようだ。なぜか上から目線のようだったが...。
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音楽との関連性についてはよく論じられる村上春樹氏の小説ですが、映画との関係深さにも気づかせてくれる本著。 本学図書館には、この本の中で紹介されている映画も多々あるので、気になったらぜひ。 図書館スタッフ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
村上春樹の小説に登場する数々の名画たち。資料としても素晴らしい、というかどちらかというと資料館的な本と言っていいかもしれない。小説内で出てくる映画は、村上春樹が体験した過去の映画であり、そこから抽出されたメッセージをすくい上げていく。すごくいいのは、映画監督たちへのインタビュー。どうやって村上春樹の世界観を理解し、表現していくのか。これは難しい、人それぞれの中にある解釈が異なるはずで、それを映画という単一の物語に収斂するのはなみたいていではないと思う。予算もあって、地名があるのは助かるとか結構リアルな話もあるんだなというのが面白い。ただ、熱狂的なファンがいる中で、解釈を間違えずに、どこまで表現をしていくか想像するだけで大変だ。村上春樹の言葉、村上春樹の小説がやっぱり読みたいなと思う。
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村上春樹ライブラリーの隣にある演劇博物館で開催されている企画展の図録。 春樹さんの小説に出てくる映画について、分かりやすく解説してくれており、 あのシーンでこの映画について言及していたのは、そういう節線だったのかー!!と今更ながら新しい発見をすることができました。 また春樹さんの...
村上春樹ライブラリーの隣にある演劇博物館で開催されている企画展の図録。 春樹さんの小説に出てくる映画について、分かりやすく解説してくれており、 あのシーンでこの映画について言及していたのは、そういう節線だったのかー!!と今更ながら新しい発見をすることができました。 また春樹さんの小説を読み返したくなる、そんな一冊です。
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ようやく早稲田大学村上春樹ライブラリーに行って来た。そのついでに立ち寄った演劇博物館で開催していた企画展の図録。(結果、すごく良いタイミングだった) 村上春樹の書き下ろしエッセイやドライブマイカーの濱口監督のインタビューもあり、読み応えあり。資料としてもハルキスト必携。
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