うに の商品レビュー
ウニ好きの子供のために選んだ本。 主人公の男の子が、母親の実家である南三陸の祖父母の家に遊びに行った時の話。 美しい海に、海の幸いっぱいのもてなし料理。 そこにトゲトゲの黄色い何かの料理が置いてある。 おじいちゃん、おばあちゃん、これってなーに? そのトゲトゲはウニ。 海底に...
ウニ好きの子供のために選んだ本。 主人公の男の子が、母親の実家である南三陸の祖父母の家に遊びに行った時の話。 美しい海に、海の幸いっぱいのもてなし料理。 そこにトゲトゲの黄色い何かの料理が置いてある。 おじいちゃん、おばあちゃん、これってなーに? そのトゲトゲはウニ。 海底に住むウニは海藻が好き。 …そんなある日。 大きな揺れと、大きな津波がやってきた。 東日本大震災だ。 ウニたちは全滅。海藻も全滅。 東北の海は、ウニは、もうダメかもしれない。 なのにある日、ウニたちが戻ってきた。 震災と、ウニの発生と、ウニの体の作り。 この三つがうまく物語になって、そしてもう少し大人向けにかなり細かくウニの体の作りや種類も描かれる。 図書館員がお勧めするわけだ。
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ウニは海水が入る袋の動きで菅足を動かしていることを知れた。全部筋肉なのかと思ってた。あと叉棘という小さな棘の存在と働きを知れた。 図鑑とか説明本よりずっと楽に読めるし面白い。子供だけでなく大人にもおすすめ。
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お寿司でよく食べるウニ。美味しいですねえ。しかも,高いですねえ。 ところでみなさん,あの口に入れる黄色い部分は,ウニのどの部分を食べているのか知っていますか。また日本人がよく食べるのはなんというウニでしょうか。わたしは何も知らないで食べていました。まして,ウニの生態や人(ウニ...
お寿司でよく食べるウニ。美味しいですねえ。しかも,高いですねえ。 ところでみなさん,あの口に入れる黄色い部分は,ウニのどの部分を食べているのか知っていますか。また日本人がよく食べるのはなんというウニでしょうか。わたしは何も知らないで食べていました。まして,ウニの生態や人(ウニ)生などについても全くの素人です。 本書は絵本なので,子どもも読めるようになっているのですが,大人もたくさん学べるほどウニについて詳しく説明されています。物語の舞台は,津波被害後の東北・南三陸町。主人公が,南三陸町に住んでいる漁師のおじいちゃんの家に行ったという設定です。 巻末には,もう少し高学年向けに生態系の話も載っていて,とても参考になります。 この絵本,第1版には,赤い虫が写り込んでいます。どうも印刷の際に本当の虫が入ってしまったようです。著者は喜んでいるとか。却って,なかなか貴重な本となったようです。
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