問題解決力があがる 自治体職員のための法的思考の身につけ方 の商品レビュー
自治体で職員として働く弁護士の書いた自治体法務の指南書。 法的思考とは①事実を②法律要件にあてはめ③法律効果を生じさせるものか検討する手法であり、訓練により身につく技法であるという前提から、例題をもとに読者が練習できるようになっている。 例題は住民トラブル、職員による事故等が...
自治体で職員として働く弁護士の書いた自治体法務の指南書。 法的思考とは①事実を②法律要件にあてはめ③法律効果を生じさせるものか検討する手法であり、訓練により身につく技法であるという前提から、例題をもとに読者が練習できるようになっている。 例題は住民トラブル、職員による事故等が主で、いわゆる政策法務はテーマではない。 住民対応のある部署の新規採用の方や高卒や理系出身の方などが読むにはかなりいい本だと思う。また、中堅でも転職組だったり、長く出向していたりで「法律による行政の原理」の認識が希薄になっている人にもおすすめできるのではと思う。 法学部や文系学部を出ている人、それなりの期間公務をこなしてきた人にとっては「そりゃそうだ」ということしか書かれていないと思う。
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