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史疑 徳川家康 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2023/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

御多分に洩れず、「大河ドラマ」便乗読書笑 家康影武者説は、隆慶一郎の小説でぶっ飛んだ記憶があるが、本書はそれに影響を与えたかもしれない別人説の元祖。 ただこちらは小説ではなく、資料をもとにした歴史書の体裁。「史疑」の作者の孫に当たる直木賞作家が現代語訳し、さらに解説もつけた物。 この頃の人物は名前が出世魚の様にコロコロ変わるうえ、幼名が同じだったりして分かりにくい事この上ない。ともすると、どちらの事が書かれているのか分からなくなりがちだった・・ 村岡素一郎の解釈がどこまで信憑性があるか私には分からないが、ごく子どもの頃に入れ替わっていると言う村岡氏の説には、直感的ではあるが今一つ納得できない。やはり隆氏の「影武者」説の方がリアリティはある様に感じる。 これを機にあの衝撃を受けた隆慶一郎氏の作品を再読してみようかな。

Posted byブクログ

2023/01/29

面白い。ある意味、ミステリー作品。様々な家康本が世にあるが、この本ほど史実に照らして書かれたものがあるのか。数百年おきに傑出した人物が下層階級から出るという普遍の説を、家康を例にするところが、この書の卓越たる所である。

Posted byブクログ