ぼくは話があるんだ、きみたち、子どもたちだけが信じる話が の商品レビュー
部屋に飾っておきたくなるようなモードな表紙と、語りかけるような美しいタイトルに魅かれて購入。誰が読んでもわかりやすい…絵だけ見ていても楽しい…といった一般的な絵本とは一線を画す。よってあまりあれこれ考えず、心地よく語られる少年の言葉にそのまま耳を傾け、1枚1枚がアートのような、魅...
部屋に飾っておきたくなるようなモードな表紙と、語りかけるような美しいタイトルに魅かれて購入。誰が読んでもわかりやすい…絵だけ見ていても楽しい…といった一般的な絵本とは一線を画す。よってあまりあれこれ考えず、心地よく語られる少年の言葉にそのまま耳を傾け、1枚1枚がアートのような、魅力的な絵をめくっていくのがいい。「夜、月光色の服で眠ったのに、朝、ひなげし色の服で目覚めたなんて、父さんと母さんは信じなかった」「このひなげしは、ぼくが夢の中から持ってきて、庭に植えた。誰も信じないけれど」。途中、不安やさみしさのようなものも感じさせながら、最後は明るい色調と言葉でとじられていく。
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