「残念な文章」が明らかによくなる本 の商品レビュー
筆者が「このように変えれば読みやすい文章になる」として示す例に対しての好き嫌いは分かれるかもしれません。たしかに、少し装飾が強く、一般の人が自然に書くことのできる文章ではないかもしれません。 しかし、「どういった要素を追加すればよいのか」「どのように考えれば文章を分かりやすく(他...
筆者が「このように変えれば読みやすい文章になる」として示す例に対しての好き嫌いは分かれるかもしれません。たしかに、少し装飾が強く、一般の人が自然に書くことのできる文章ではないかもしれません。 しかし、「どういった要素を追加すればよいのか」「どのように考えれば文章を分かりやすく(他人に伝わりやすく)書くことができるのか」という考え方は、中高生でも理解できるように明快に示されていると感じます。 夏休みの課題などで出される読書感想文やレポート課題などに苦手意識を持つ生徒に、ぜひ手に取ってほしいと思う一冊です。
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私は将来的に、文章を書く仕事がしたいと思っています。場所を選ばない働き方に憧れており、実際に場所を選ばずにライターのお仕事をしている人を知ったからです。 しかし、私は小学生の頃から文章を書くことが苦手でした。なぜ苦手なのか、どのように意識するといい文章が書けるようになるのか、を知...
私は将来的に、文章を書く仕事がしたいと思っています。場所を選ばない働き方に憧れており、実際に場所を選ばずにライターのお仕事をしている人を知ったからです。 しかし、私は小学生の頃から文章を書くことが苦手でした。なぜ苦手なのか、どのように意識するといい文章が書けるようになるのか、を知るために本書を読みました。 筆者である前田安正さんは新聞記事の校閲や、エッセイ・コラムの執筆に携わった経験があり、文章の書き方の本をいくつか出版している。 第1章から第3章までは文章を書くための基本を、第4章から第7章では応用、第8章から第10章では、1000字超えでもスラスラ書く方法が書かれています。 基本ではすぐに実践できそうなコツが書かれていました。例えば5W1Hを意識することです。私は気が付いていませんでしたが、特にWhy(なぜ)が抜けることが多いと書かれていました。なぜそのことについて書こうと思ったのか、なぜそのような行動をとったのかを丁寧に書くことで相手にも伝わりやすい文章となります。 応用以降に記載されていた内容は、すぐに実践することは難しそうな内容もありました。いろんな方が書いた文章を読んで、それぞれを本書に添いながら分析して行きたいと思っています。
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