新・ジャンル別洋書ベスト500プラス の商品レビュー
えーらいこっちゃ…。また積読リストが膨れ上がってもーたわい。 英語学習本みたいな真面目くさったイメージは見事に引っくり返り、気づけば雑誌のようにスラスラと目を通していた。そして気になる分があれば都度マークする…そんな流れだ。 あー…本書を抱えたまま、読む本が決まっていなかった時代...
えーらいこっちゃ…。また積読リストが膨れ上がってもーたわい。 英語学習本みたいな真面目くさったイメージは見事に引っくり返り、気づけば雑誌のようにスラスラと目を通していた。そして気になる分があれば都度マークする…そんな流れだ。 あー…本書を抱えたまま、読む本が決まっていなかった時代に戻りたい笑 『ベストセラーで読み解く現代アメリカ』にて著者のことを「名レビュアー」と書いたが、冷静に考えるとレビューしてきた本は全て原本(つまり全編英語)で読まれており、中には彼女自らが翻訳を担当された分も掲載されている。 「名レビュアー」であると同時に「翻訳家」なのだ。(アメリカ人や世界中のビジネスマンにまでお勧めの本を聞かれるほどに信頼度も厚い…) 自分は好き嫌いや食わず嫌いが激しく、興味を持った本も内容が頭に入ってこないと分かるや速攻で閉じてしまう。彼女の読書術はその対極をゆくもので、どのジャンルにも満遍なく目を通している。(年間200冊以上の読書量…!繰り返すが原本でだ) 魅力からイマイチな点まで、酸いも甘いも噛み分けた「洋書選びの賢者」と勝手に崇拝していた。 本書は、2013年刊行『ジャンル別 洋書ベスト500』の改訂版になる。 古典・モダンクラシック、文芸、ミステリ、SF・ファンタジー・ホラー、ラブロマンス、ノンフィクション・児童書(YA含む)のジャンル別に英語で書かれた本を紹介。ラインナップの基準は著者個人のお勧めに加え、アメリカ人読者によく読まれているものとされている。 自分でも意外だったのが、「ラブロマンス本いけちゃうかも!?」と思えたことだ。滅多に選ばないジャンルだったから余計に。著者曰く、過激な描写がなりを潜めた作品も少なくないという。「歴史ロマンス」「ファンタジー」などサブジャンルも豊富なようだ。 おまけに英語圏では最もよく売れるジャンルで洋書慣れしたい読者にもお勧めだと言われたら、恐る恐るでも踏み出してしまう。スキップする気でいたチャプターだったのに、最後まで読んでもーたわ! 非英語話者からすると、全編英語の洋書はどうしても学習教材に映ってしまう。 自分の場合読みたい原本があっても、きっと邦訳版が出るまで辛抱強く待つだろう。本書のラインナップには未邦訳の分も含まれてはいるが、今回も邦訳済みの分から手をつけていくことになると思う。 本書もちょびっと用語が取り上げられていたりするが、英語学習要素(文法など)については皆無と言って良い。英語云々は一旦脇に置いて、彼女がレビューする作品を純粋に楽しんでほしいという願いから執筆されたのだと感じた。 自分もあわよくば、邦訳版の後に原本チャレンジしたいと思っている。 ラストまでのあらすじさえ掴めば、別の楽しみ方だって思いのまま出来ちゃう。何より洋書は表紙のデザインがスタイリッシュで、ブックカバーがなくても堂々と読んでいられるし!(そのぶん内容を知っている人に見破られる可能性も大だけど笑)
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翻訳物が読みたくて、こちらを入手。 翻訳されているものは、日本語タイトルも記載しているので、面白そうなものはすぐ登録した。 自分が読んでいる本もあり、その説明も読んでおもしろかった! 日本語に訳して欲しい本もあった!
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