生き物たちよ、なんでそうなった!? の商品レビュー
生物の不思議な特性について、進化的な経緯を含めて説明している。 ただそれが必ずしも共通祖先を持つわけではなく、収斂進化が予想より多いことに気付かされる。 また進化の理由も後付の目的だけではなく、ちゃんと自然選択の考え方にも則っているように見える。 そのうえで、まだ研究段階で不明で...
生物の不思議な特性について、進化的な経緯を含めて説明している。 ただそれが必ずしも共通祖先を持つわけではなく、収斂進化が予想より多いことに気付かされる。 また進化の理由も後付の目的だけではなく、ちゃんと自然選択の考え方にも則っているように見える。 そのうえで、まだ研究段階で不明である、あるいは確定ではないこともちゃんと言っている。 あと純粋に事例も面白いし、イメージしやすい言い回しも好印象。
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進化の過程…、なかなか想像し得ない変化だ。 生き物がどうやって種を残していくか、その素晴らしいアイデアに拍手!
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ユーモラスな動物の表紙と動物の謎にひかれて手に取った本書。 進化の過程・生態の不思議について知れておもしろかったし興味深かった。 より多くの子孫を、より優れた遺伝子を残すための進化。捕食者からどう生き延びるかのための進化。偶然の突然変異からの進化。 太古から脈々と進化し続けてきた...
ユーモラスな動物の表紙と動物の謎にひかれて手に取った本書。 進化の過程・生態の不思議について知れておもしろかったし興味深かった。 より多くの子孫を、より優れた遺伝子を残すための進化。捕食者からどう生き延びるかのための進化。偶然の突然変異からの進化。 太古から脈々と進化し続けてきた結果が今の生態だと思うと、何だか壮大。 本書で毎年羽化するセミの他に「周期セミ」と言われる13年、17年周期のセミが存在することを初めて知りました。 周期が素数であるということは、「2」や「4」などの周期の種と生存時期が重ならない。=捕食者と触れる機会が少ない。 ということは、リスクが少なく生存率があがるということ! 自然界ってすごいなぁ。 この手の本は“目からウロコ”のことがたくさん! 生態学、進化論とともに地球環境についての危惧にも触れられていた。 いろんな事象が影響しあっていて、すごいバランスの上に自然界は成り立っていることを感じた。 表紙の印象とは違って何気に深い内容なのに、読みやすく解りやすく楽しめました。
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