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高島太一を殺したい五人 の商品レビュー

3.1

34件のお客様レビュー

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2024/10/02

別荘に集まった「高島太一を殺したい五人」。 思いがけない事が起こり、それぞれの思惑が交錯する。 舞台でできそうなほど5人の会話劇だけで構成されている。 ただ、終始腹の探り合いのように喋ってるだけで、山場というか盛り上がるところがないかな。 終盤真相が明らかになっても「ふーん」と...

別荘に集まった「高島太一を殺したい五人」。 思いがけない事が起こり、それぞれの思惑が交錯する。 舞台でできそうなほど5人の会話劇だけで構成されている。 ただ、終始腹の探り合いのように喋ってるだけで、山場というか盛り上がるところがないかな。 終盤真相が明らかになっても「ふーん」というテンションのまま終わる。

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2024/07/28

ある事情により高島太一を殺したい5人が、絶好の機会が訪れたために同じタイミングで実行しようとしたところ、なぜか高島太一が意識不明で倒れているのを発見。 このまま事故死を待つか、とどめを刺すかで議論していくストーリー。 この後どうするかを考えていくうちに様々な疑問が生じて、それを5...

ある事情により高島太一を殺したい5人が、絶好の機会が訪れたために同じタイミングで実行しようとしたところ、なぜか高島太一が意識不明で倒れているのを発見。 このまま事故死を待つか、とどめを刺すかで議論していくストーリー。 この後どうするかを考えていくうちに様々な疑問が生じて、それを5人で解決しながら、最後にどうするかを決めていくのは読みやすかった。 最後もなるほどとなったが、その後どうなったかも書いてくれるとよかったなと思う。

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2024/05/15

連続殺人を犯した教え子を殺した塾講師の高島太一。それを目撃してしまった同僚の5人はそれぞれに高島太一殺害を企てる。いろいろと理由はつけているのだけれど、とにかく「なんで?殺そうと思うの?」という気持ちしかない。殺人を実行する前に高島太一は頭を打って重篤な怪我を負ってしまう。それを...

連続殺人を犯した教え子を殺した塾講師の高島太一。それを目撃してしまった同僚の5人はそれぞれに高島太一殺害を企てる。いろいろと理由はつけているのだけれど、とにかく「なんで?殺そうと思うの?」という気持ちしかない。殺人を実行する前に高島太一は頭を打って重篤な怪我を負ってしまう。それを目の当たりにしてどうするのか議論が始まるのだが、終始、そればっかりで理屈ばかり延々と続く。真相はだいたい想像通りだけれど、やっぱ殺さなきゃだめ?

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2024/04/10

斬新なアイデアと読みやすい文でスラスラ読めたし面白かった。面白かったが…、設定が少し無茶に感じたし、高島太一を殺したい動機がなんかいまいち私には理解出来ない。 後、その後が気になる。警察が介入し後、どうなったか知りたい。

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2024/02/11

高島太一を殺したい同僚の面々が居合わせた場所には、瀕死の高島太一が。彼はどうして倒れているのか。また瀕死の彼をどうするのか。 延々と話し合いの場面が続く感じ。全員の高島太一を殺したい理由が、いまいちなーという気もするけど、「どうすれば違和感なく殺せるか」という話し合いをするとい...

高島太一を殺したい同僚の面々が居合わせた場所には、瀕死の高島太一が。彼はどうして倒れているのか。また瀕死の彼をどうするのか。 延々と話し合いの場面が続く感じ。全員の高島太一を殺したい理由が、いまいちなーという気もするけど、「どうすれば違和感なく殺せるか」という話し合いをするという設定は面白かった。

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2023/12/12

5人それぞれ意図を隠しながら殺害に向けて行動していく内容かと思いきや、全員がお互い殺意を表明した上で、すでに起きた殺人未遂について推理していくような内容。小説ならではの非現実的な設定で、斬新なテーマではあるが、推理パートが全体の9割を占めるほど非常に長く、その割には結論がかなりあ...

5人それぞれ意図を隠しながら殺害に向けて行動していく内容かと思いきや、全員がお互い殺意を表明した上で、すでに起きた殺人未遂について推理していくような内容。小説ならではの非現実的な設定で、斬新なテーマではあるが、推理パートが全体の9割を占めるほど非常に長く、その割には結論がかなりあっさりしている。過程を楽しむ小説と思えばいいが、ラストにもう少し意外性が欲しかった。文体としては読みやすい。

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2023/09/25

連続殺人犯になってしまった教え子を犯行を止める為に殺してしまった塾講師の高島太一。それを目撃していた塾の同僚達がそれぞれの思惑で事件を闇に葬るため高島を殺す計画を立て、彼一人だけが先に現地入りしたサマースクールを開催する予定の研修所を目指す。この設定なので誰が他の人に気付かれる事...

連続殺人犯になってしまった教え子を犯行を止める為に殺してしまった塾講師の高島太一。それを目撃していた塾の同僚達がそれぞれの思惑で事件を闇に葬るため高島を殺す計画を立て、彼一人だけが先に現地入りしたサマースクールを開催する予定の研修所を目指す。この設定なので誰が他の人に気付かれる事なく彼を殺すのかという展開だと思ったら集まった同僚5人の前に現れたのは瀕死の高島。倫理感すっ飛ばした5人が放っておくのがいいか?とどめを刺すのがいいか?刺すにしても出される案に穴がないか?そもそも何故瀕死になっているのか?と議論していく展開は面白かった。真相はピンときたし最後が拍子抜けしたけど途中の会話劇がメインだと思うからこれは重要視しなくていいか。

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2023/07/04

高島太一を殺したい五人による高島太一の処遇を決める討論会の話。殺人にするか事故死にするか、から始まり議論する度新たな謎や疑問が浮かび上がり、どう着地するのか気になる。途中からこうしたら?もしかしてこうでは?と議論に参加したくなる不思議。

Posted byブクログ

2023/06/10
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※このレビューにはネタバレを含みます

高島太一を殺したい。 殺人の罪を隠蔽したい。 高島太一の罪も隠蔽したい。 高島太一の被害者の罪も隠蔽したい。 (アマゾンより引用)

Posted byブクログ

2023/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初めての作家さん。 ジャケットとタイトルに惹かれて手に取りました。 が!中身はなんとも焦ったい! 序盤から別荘に着いて、その後場面転換が無いのも焦れる要因の一つかも。大部分が議論の繰り返しだから、ページ捲ってて面白いと思う部分に出会えず残念。。 先生それぞれに守りたいポリシーあると思うけど、同僚が生徒を手にかける場面(連続殺人を止めるために)を目撃して、葛藤した上で自分も同僚を許せず殺すという動機も本当に〜〜??そうくる〜〜??って信じられない。次の日殺人現場に子どもたち連れてきて、笑顔で対応する方がサイコパスみを感じるぞ!先生みんなロジカルで、もっと軽く殺す方法考えても良い気がするのに。。 わたしには最後まで物語にのめり込めなかった… ラスト、まさかあの人来てるのでは?!と思ったらその通りで…トドメを刺すまでの流れもあっけなく、読了後の満足感薄かった。

Posted byブクログ