キャリアデザインのための企業法務入門 の商品レビュー
主に法学部の学生が企業の法務部に就職することを想定して書かれた本(有斐閣だし…)だが、法学部の学生でなくても法務部の仕事に興味があれば面白く読める。 2023年夏はビッグモーターの不正事件が大騒ぎなので、機会と動機がそろうと人は不正します、の一言が重い。
Posted by
法務部に初めて配属された新入社員が、企業法務の機能、役割に関する知識を概括的にわかりやすく学べる本はあまりなかった。この本は、企業法務の入門書のスタンダードになると思われる。脚注に専門書が紹介されているので、知識を深めていくこともできる。その点でも有益な本である。 法務部員が身...
法務部に初めて配属された新入社員が、企業法務の機能、役割に関する知識を概括的にわかりやすく学べる本はあまりなかった。この本は、企業法務の入門書のスタンダードになると思われる。脚注に専門書が紹介されているので、知識を深めていくこともできる。その点でも有益な本である。 法務部員が身につけないといけないテクニック・スキルをまとめた瀬川英雄『スキルアップのための企業法務のセオリーー実務の基礎とルールを学ぶ』(第一法規、2022年)と並んで、企業法務の入門書の双璧をなすと思われる。
Posted by
入門と銘打ち、実際、平易に説かれていて、すごく良い本なのですが、逆に難しい本なのかもです。リスク管理の手法を予防法務、紛争解決法務、戦略法務、そして公共政策法務とし、さまざまな企業法務の分野を紹介し、著者らしくスタートアップ法務、テクノロジー、公共政策にも議論が及び、非常に勉強に...
入門と銘打ち、実際、平易に説かれていて、すごく良い本なのですが、逆に難しい本なのかもです。リスク管理の手法を予防法務、紛争解決法務、戦略法務、そして公共政策法務とし、さまざまな企業法務の分野を紹介し、著者らしくスタートアップ法務、テクノロジー、公共政策にも議論が及び、非常に勉強になります。それにしても、この広範で、充実した文献、資料の渉猟能力と理解力、洞察力等、松尾先生のすごさが遺憾なく発揮されていると思いました。学生や若手弁護士、若手企業実務家に希望を与える一冊と思います。
Posted by
- 1