最新 戦略の地政学 の商品レビュー
米国や中国、ロシアがどのように地政学を活用しているのか、各国の事情、歴史、戦略、方針を地政学をもとに記述されている。 ロシアがウクライナに侵攻したのかが書かれているため、非常にとっつきやすい。プーチンの論理や心理などがわかり、なるほど...という気持ちになる。 日本についても、歴...
米国や中国、ロシアがどのように地政学を活用しているのか、各国の事情、歴史、戦略、方針を地政学をもとに記述されている。 ロシアがウクライナに侵攻したのかが書かれているため、非常にとっつきやすい。プーチンの論理や心理などがわかり、なるほど...という気持ちになる。 日本についても、歴史問題はさておき、イギリスやオーストラリア、インドといった国々とのグローバル連携すべきという著者の主張も面白かった。
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各国の事情、歴史、戦略、方針を地政学に絡めて詳述。極めて分かりやすい。政治的な偏りもないようだ。 ランドパワー、シーパワー 日本の方向性、安倍元首相のインド太平洋構想。 ロシアの方向性、等。 読了90分
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初版は2017年ですが、ウクライナ戦争を機に、9月20日に改訂版を出版。現状にあった解説が加えられています。 まず、さまざまな地図を提示され、地図の見方によって考え方も変わるということが実感できます。マッキンダー、スパイクマン、マハンといった地政学の基本的な理論も図式で説明が...
初版は2017年ですが、ウクライナ戦争を機に、9月20日に改訂版を出版。現状にあった解説が加えられています。 まず、さまざまな地図を提示され、地図の見方によって考え方も変わるということが実感できます。マッキンダー、スパイクマン、マハンといった地政学の基本的な理論も図式で説明が加えられ、これ一冊でおおよそが理解できそうです。 副題は、「専制主義対民主主義」とありますが、マッキンダーの考えを引き継ぎ、これは「ランドパワー対シーパワー」と位置付けています。地理的な立ち位置から、ランドパワー(ロシア、中国)は専制主義にならざるを得ず、シーパワー(英国、米国、日本)の民主主義とは対立構造にあると言います。 ウクライナ戦争もランドパワーのロシアによる南下政策と述べ、これを読むと、地理的な変更なければ昔からの対立構造はなくならないと思いました。米国、ロシア、中国、日本それぞれの地政学的見知も語られ、「いま」を理解するのに最適な一冊と思います。
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