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日本のポスター 明治・大正・昭和 の商品レビュー

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2026/04/01

明治から昭和20年にかけて制作された日本のポスターを、 上方文庫ポスターコレクションを中心に編集し、紹介。 ・まえがき 和製ポスター、ビラ 煙草 ビールとサイダー 日本酒 洋酒、ワイン 食料品 娯楽、観光 旅 展覧会、祭、博覧会 大売出し、薬、化粧品、歯磨、口腔剤 染、洗剤 国策...

明治から昭和20年にかけて制作された日本のポスターを、 上方文庫ポスターコレクションを中心に編集し、紹介。 ・まえがき 和製ポスター、ビラ 煙草 ビールとサイダー 日本酒 洋酒、ワイン 食料品 娯楽、観光 旅 展覧会、祭、博覧会 大売出し、薬、化粧品、歯磨、口腔剤 染、洗剤 国策宣伝 衣服 金融 満鉄 時計 電気、機械、洋品 雑誌、新聞 雑貨 印刷見本 原画 ・日本のポスター小史 主要参考文献有り。 カラー画像のポスターに漂うのは、濃密なノスタルジー。 見たことのあるような既視感。 シンプルあれば手の込んだものあり、奇抜なレタリングあり。 目を惹くデザインはアールヌーヴォーやアールデコなど 海外の美術を取り入れたり、日本画調もあったりする。 憧れの力士や美人、ファッション、当時の風俗や世相をも、 巧みに描いているのが、愉しい。 和田三造、小磯良平、猪熊弦一郎、志村立美、 杉浦非水、鏑木清方、橋口五葉、北野恒富などの 著名になる画家の画があるのには、驚き。 ぺらんとした紙のポスターを、鮮やかな色のままに 保存しているコレクションがあることにも、感銘しました。

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2024/01/08

明治から終戦あたりまでのポスターがフルカラーで掲載されている。世相が表れていて楽しめる。力士や和装姿の美人画が目立つ。 横書きが右書きだったり左書きだったりと両方使われていたのが分かる。112ページの竹久夢二展覧会ポスターが分かりやすい。 私は155ページの日本トラホーム予防協会...

明治から終戦あたりまでのポスターがフルカラーで掲載されている。世相が表れていて楽しめる。力士や和装姿の美人画が目立つ。 横書きが右書きだったり左書きだったりと両方使われていたのが分かる。112ページの竹久夢二展覧会ポスターが分かりやすい。 私は155ページの日本トラホーム予防協会のポスターが印象に残った。10行に及ぶ赤字のトラホーム。関係のなさそうな躍動的な自動車と汽車と飛行機。トラホーム予防は躍進する国のためだと示したいのかもしれない。

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2023/03/06

日本のポスター集ですね。 この本に収録されているのは、明治から昭和20年にかけて製作されたポスターです。 著者の三好一(1935ー)さんがさまざまな生活文化を研究された一環の成果ですね。 今では、美術館なのでしか観られない手合いの作品ですが、近代史を意識するには格好の資材だと言え...

日本のポスター集ですね。 この本に収録されているのは、明治から昭和20年にかけて製作されたポスターです。 著者の三好一(1935ー)さんがさまざまな生活文化を研究された一環の成果ですね。 今では、美術館なのでしか観られない手合いの作品ですが、近代史を意識するには格好の資材だと言えるのではないでしょうか。 古くさいと言えば、そうなのですが、ほぼ同じ頃に活躍した作家たちが目にした風俗として捉えれば、興味はわきます。 オールカラーなのが嬉しいですね。 なかには、メディアや美術館、博物館、歴史資料館なので観たことが作品もありました。ポスターの作家の中には著名方もおられます。 収集に偏らない工夫もされているようですが、なかなか調査も大変だったと思われます。三好さんのご努力に敬服いたしました。 歴史的資料もこうした方々の努力があればこそですね。 一度、目に通しておけば、読書の参考にもなり、貴重な資料ですね。

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2022/12/03

デザイナーという職業は1964年の東京オリンピックあたりから社会の前面に出てきてそれ以前の広告の作家は図案家とか意匠作家と呼ばれていたという話を聞いたことがあります。この本はデザイナー以前、図案家、意匠作家の仕事のアーカイブです。しかし歴史は断絶している訳でなく、今日のシティボー...

デザイナーという職業は1964年の東京オリンピックあたりから社会の前面に出てきてそれ以前の広告の作家は図案家とか意匠作家と呼ばれていたという話を聞いたことがあります。この本はデザイナー以前、図案家、意匠作家の仕事のアーカイブです。しかし歴史は断絶している訳でなく、今日のシティボードで女性タレント、モデルが街に微笑みかけている源流が日本画家、橋口五葉や北野恒富の描く超絶美人画であることはわかります。今も昔も企業も社会も美人が好きってこと…かも。美人資本主義とか言ったりして。また明らかにカッサンドルの影響バリバリなポスターもあって、デザインって言葉の有る無しに関わらずポスター作家は模索していたことがわかります。もうひとつ発見は百貨店の戦争をテーマにした展覧会を告知するポスター群。戦争って日本の消費社会の欲望から生まれている、ということを示す事例に思えました。先日「戦争とデザイン」という本を読みましたが、その続きにも思えました。小さな本ですがいろいろ揺さぶってくれました。

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