父親たちにまつわる疑問 の商品レビュー
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この感じのユーモア、好きです。 レブロンこと、ヴォルフガングこと、シャーリーこと、ボビーも、このマイペースさが面白い。 一番魅かれたのは、カテリーナかな笑
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文庫にしてはせかせか感?もなく、独自の世界観を保っていて、非常に好感が持てた。 探偵とゆるい事件を描いた短編。仕事場とかでも、心が通じていないと、(そして教養と知性がない、その自覚がない)簡単な説明でも全然通じ合わない。「仕事だから嫌々最低限つきあっている。あわよくば同じ空気吸い...
文庫にしてはせかせか感?もなく、独自の世界観を保っていて、非常に好感が持てた。 探偵とゆるい事件を描いた短編。仕事場とかでも、心が通じていないと、(そして教養と知性がない、その自覚がない)簡単な説明でも全然通じ合わない。「仕事だから嫌々最低限つきあっている。あわよくば同じ空気吸いたくない」そんな雰囲気で起こるせちがらさ。そういう風味が現代的かなと。タイトルの「お父さん」はあんま意味ない。
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「自分は地球外生命体と人間のハーフ」と名乗る若者から、空き巣に入られて父の贈り物である貴重な石を盗まれたので調査して欲しいという依頼を受け、渋々引き受けたたサムスン。石はなぜ盗まれたのか、そして盗んだのは誰か、という謎を解き明かす「それが僕ですから」を始め、「彼」にまつわる事件...
「自分は地球外生命体と人間のハーフ」と名乗る若者から、空き巣に入られて父の贈り物である貴重な石を盗まれたので調査して欲しいという依頼を受け、渋々引き受けたたサムスン。石はなぜ盗まれたのか、そして盗んだのは誰か、という謎を解き明かす「それが僕ですから」を始め、「彼」にまつわる事件を、サムスンが調査するという連作集。 各編とも短めの中編というところで、サムスンの聞き込みで淡々と進んでいるように見えるものの、それぞれの事件には意外な真相が潜んでいた。 新米警察官としての愛娘サムとの絡みも面白いし、全体的にとても読みやすい。 最終収録作の「父親たちにまつわる疑問」では、これまでのシリーズでは触れられなかったサムスンの父親のことが取り上げられており、そのラストにはホロリとするものがあった。
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私立探偵アルバート・サムスンの事務所に訪れた男は、自らを“エイリアンと人とのハーフ”だと言い、自宅が空き巣に入られたから調査して欲しいと依頼した。エイリアンの父が残した手形を取り返したいとのことだが……連作短編集→ 自称エイリアンの息子である依頼人がいいやつで、アルバート・サム...
私立探偵アルバート・サムスンの事務所に訪れた男は、自らを“エイリアンと人とのハーフ”だと言い、自宅が空き巣に入られたから調査して欲しいと依頼した。エイリアンの父が残した手形を取り返したいとのことだが……連作短編集→ 自称エイリアンの息子である依頼人がいいやつで、アルバート・サムスンもいいやつで、でも事件の関係者はそうでもなくて。その、バランスがすごくいい、そんな探偵小説。サムスンの語り口調がいいんだよなぁ。好きな話は最終話の表題作。じんわり、ラストは目の前がぼやけた。→ 3話目も面白い。妻に痩せろと言われて、でもダイエットしたくない夫がサムスンに助けを求める話。なかなか怖い話やった。そういうことかー!ってなるよね。 このシリーズ、とりあえず一作目からゆっくり読んでいきたい。絶版なんで手に入れにくいのが難点。復刊を!できたら新訳版をくださいー!(笑
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このシリーズは高校生の頃初めて読んで以来のファンだが、前作からかなり間が空いたので久しぶりに読めて嬉しかった。軽く読めて読後感も良くて、改めてシリーズを読み返したくなった。
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A型を持っているので読んだはずだが、記憶ない。地味めな展開が続くなと思ったら、最後にいきなりの活劇からのしみじみ幕引き。
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連作集。 令和の世にリューインの新作が(アルバート・サムスンシリーズが!)読めるなんてね。読み始めは変化球に驚いたが、最後まで読むとまっとうなリューインの作品であった。
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私立探偵アルバート・サムスンの事務所にやってきた奇妙な青年。話によると彼は「地球外生命体と人間のハーフ」で、最近部屋に空き巣に入られ、宇宙人の父から贈られた貴重な石を盗まれたのだという。その調査を頼まれたサムスンは渋々ながら引き受けるが――新米警察官として奮闘中の愛娘サムの力を時...
私立探偵アルバート・サムスンの事務所にやってきた奇妙な青年。話によると彼は「地球外生命体と人間のハーフ」で、最近部屋に空き巣に入られ、宇宙人の父から贈られた貴重な石を盗まれたのだという。その調査を頼まれたサムスンは渋々ながら引き受けるが――新米警察官として奮闘中の愛娘サムの力を時には借りつつ、ユニークな事件の数々を探偵サムスンが解き明かす。 シリーズ第9作だが、前作と前々作は確か未読のはず。今回は、泣かせます。
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〈アルバート・サムスン〉シリーズ最新作。今作は連作短編集。自分のことをエイリアンだと言う依頼人。この依頼人とサムスンのやりとりの面白さ。謎と調査、真相ととても読み応えがある。派手な物語ではないのに印象に残り、サムスンと依頼人、娘のサムとの関係性と本当に楽しい。長編も好きだけれど今...
〈アルバート・サムスン〉シリーズ最新作。今作は連作短編集。自分のことをエイリアンだと言う依頼人。この依頼人とサムスンのやりとりの面白さ。謎と調査、真相ととても読み応えがある。派手な物語ではないのに印象に残り、サムスンと依頼人、娘のサムとの関係性と本当に楽しい。長編も好きだけれど今回のような連作も味わいがありまた読んでみたい。
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