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スイッチ 悪意の実験 の商品レビュー

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103件のお客様レビュー

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    10

  2. 4つ

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    43

  4. 2つ

    23

  5. 1つ

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2024/09/15
  • ネタバレ

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ずっとワクワクしながら読み進められました。 「悪」とは何か、少し分かったような気になれます。 文章がすごい上手い訳ではなさそうですが、ストーリー構成は美しいです。 『スイッチを押すのは「純粋な悪」』と言うミスリードに深く感心しました。 人間が不安や恐怖に対して出来ることは、原因を知る、逃げる、くらいしかないと思います。宗教は逃げるに該当しますが、虚構を生み出せる人間にとって、素晴らしい術だと思います。ただその虚構に縋り続けると、理性との間で矛盾が起き、大切なものが何かを見失うことになります。 宗教について深く考えることが出来ました。精神についての説明は今ひとつでしたが、何年後かに読み返せば新たな発見が出来そうです。

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2024/09/15

------------------------- 夏休み。スイッチをもって 1ヶ月暮らすだけの簡単なお仕事です。 報酬は100万円! 押しても押さなくても100万円!! 押す?押さない? で、今売れてます!! ------------------------- ずっと気になって...

------------------------- 夏休み。スイッチをもって 1ヶ月暮らすだけの簡単なお仕事です。 報酬は100万円! 押しても押さなくても100万円!! 押す?押さない? で、今売れてます!! ------------------------- ずっと気になっててやっと読めました! スイッチだけで、こんなに長い作品てどんなの?! と思っていたので。笑 そうしたら…! 案外早い段階でスイッチについては決着がついて。 ここからどーなるの??と。 そしてそこから物語は予想外の方向でした。笑 スイッチはきっかけであって、 その先では思いもよらない繋がりや事件が。 途中で、ちょっと置いてけぼり感になりましたが、 結末を見届けたくて一気読みでした。 ちなみに私が読んだのは第10刷でしたが、 346ページの一行目は誤植ではないかな?? 私が日本語知らないだけかもしれませんが、 ちょっと違和感のある言葉がありました。

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2024/09/14

2025.9.11読了 衝撃的な結末、に惹かれて買ったけれど、そこまでではなかったような?宗教教義の解釈のあたりが苦手で飛ばして読んだせいもあるのかもしれないけれど 被害者の加害理由もあまり共感できず(だから被害者になったわけだが) なんとなく理解が深まらないまま終わってしまっ...

2025.9.11読了 衝撃的な結末、に惹かれて買ったけれど、そこまでではなかったような?宗教教義の解釈のあたりが苦手で飛ばして読んだせいもあるのかもしれないけれど 被害者の加害理由もあまり共感できず(だから被害者になったわけだが) なんとなく理解が深まらないまま終わってしまった

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2024/09/12
  • ネタバレ

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面白かった 読む前、読み始めてすぐは自分とは無関係な家族を破滅するボタンを手にした時の葛藤を巡る物語かと思っていたが、それが違うと気づいて、これはミステリーの流れだぞと分かってからもとても面白かった。ミステリーとしても人の心を扱う物語としても面白かった。読んでいるこちら側にもしっかりと情報が提示されるのもいいね。 新興宗教の話もなかなか興味深い。 スイッチというタイトルも、主題となっているアプリのスイッチの他にも小雪などが扱える自分の心を扱えるスイッチや柚子が犯行に至ってしまうスイッチなど誰の心にもあるスイッチもかけられているのかな。 「自分の価値をゴミ箱に放り投げることは、無意味に人を傷付けるのと同じくらいの悪行」 いい言葉でした。 レナによって救われる人はあの後も多くいそうだな〜。 あんな人にそばにいてほしいと思ったり…

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2024/09/10
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面白かった。 展開は想像してなかった方向に進んだが、論理的なミステリーの要素が多く、推理しながら読むのがとても楽しかった。 宗教関連の話はあまりピンと来なかった。

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2024/09/01

"押せば幸せな家族が破壊するスイッチを持って1ヶ月過ごす。押しても押さなくても100万円が貰える"というアルバイトを巡る思考実験ミステリ。 思考実験という面ではとても興味深かったが、宗教系の話題が絡むので少し想像しづらいと感じるところはあった。 スイッチを巡る...

"押せば幸せな家族が破壊するスイッチを持って1ヶ月過ごす。押しても押さなくても100万円が貰える"というアルバイトを巡る思考実験ミステリ。 思考実験という面ではとても興味深かったが、宗教系の話題が絡むので少し想像しづらいと感じるところはあった。 スイッチを巡る一連の犯人については論理的に推理することが可能なため、フェアで本格派のミステリだとは思う。

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2024/08/27
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人の想像を超えた純粋な悪の話かと思ったが、その想像を超えた善意の話だった。 最初はイカゲームみたいな話かな?と思いながら読み、中盤で宗教色が強くなり面白いけど思ってたのと違うなとなり、後半で一気にミステリー味が出てくる。 頻繁に流れが変わる不思議な小説だった。 どんでん返しも何回かあり、かなり満足度が高かった。

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2024/08/10

宗教の話が入ってきて難しかったです。ですが話としては、いい意味で現実離れしていて読んでて楽しかったです。

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2024/08/06

大学OBの心理コンサルタントからもちかけられた「純粋な悪」の存在を証明する実験のアルバイトに参加した6人の学生などが思いもよらぬ事件に巻き込まれていくという小説。その実験とは、各自のスマホにインストールされたボタンを押すと、あるパン屋を営む幸せそうな家族が破滅する(心理コンサルタ...

大学OBの心理コンサルタントからもちかけられた「純粋な悪」の存在を証明する実験のアルバイトに参加した6人の学生などが思いもよらぬ事件に巻き込まれていくという小説。その実験とは、各自のスマホにインストールされたボタンを押すと、あるパン屋を営む幸せそうな家族が破滅する(心理コンサルタントからの経済的援助が打ち切られる)ことになるが、押しても押さなくても1か月後には100万円を超す報酬が手に入り、押すメリットは何もないというもの。 ふれこみから哲学的なテーマの小説かと思って読み始めたが、エンタメミステリ小説的な要素が強かった。 途中までハラハラ読み進め、中盤に出てくる宗教的要素も興味深く、最後のどんでん返しも予想を超えたものだったが、終盤にいくにつれ、正直、面白さが減退していった。ちょっと各キャラクターを含めた設定が凝りすぎていて、リアリティが感じられなかったのがその要因と思われる。 特に、当たり前のようになされる主人公の女子学生の特殊能力(頭の中で自分の意思と切り離されたコイントスを行うなど)に違和感を覚えた。脳科学・心理学的な根拠がある話なのだろうか。凡人の自分には、そんな能力に現実味を感じられなかった。

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2024/07/29
  • ネタバレ

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スイッチを押しても押さなくてもお金が入るバイト。 スイッチを押すことで関係のない家族経営のパン屋の経済支援が終わり破綻する。「純粋な悪」について研究する心理学コンサルタントが、大学生を集めてバイトをしてもらい、押してしまった人には何故押したかインタビューする、という話。 読み進めるうちに家族自体が一般的な家族ではないことが分かり... 思ってた話とは違ったけど、誰がスイッチを押したのか推理しながら一気に読めました。

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