迷犬マジック(2) の商品レビュー
迷犬マジックが孤独な人、少しやさぐれてる人たちに、人との交流のきっかけをくれる不思議なストーリーの第2段。まさに、マジックワールド。
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シリーズ第二弾 前向きな気持ちになり、元気の出る一冊です。 少しだけ毎日が楽しくなりそう。 迷い犬として突然現れるマジック。 (赤い首輪にうっすらマジックと書いてある) 毎日が上手くいかず、ネガティブになっている人の前にスッと現れ、勝手に付いてくるのです。 そして寄り添い、時に...
シリーズ第二弾 前向きな気持ちになり、元気の出る一冊です。 少しだけ毎日が楽しくなりそう。 迷い犬として突然現れるマジック。 (赤い首輪にうっすらマジックと書いてある) 毎日が上手くいかず、ネガティブになっている人の前にスッと現れ、勝手に付いてくるのです。 そして寄り添い、時には導き、励ましてくれる不思議な犬。 ツンデレな感じもクスッと笑えて良い。 話の展開はお決まりのパターンでテンポよく進み、安心して読める心地良さ。 春夏秋冬の4編からなる連作で、登場人物たちが次々に繋がる感じが前作よりずっと濃くて面白い。 人生って、ちょっとしたキッカケから違う方向に転がるものだなぁ、と思う。 毎日つまらない事ばかりでも、顔を上げて周りを見れば、今まで気付かなかった何かが目に入るかもしれない。 話した事のない近所の人にも、挨拶するだけでちょっと気持ちが上がったりするだろう。 私の元にはマジックが来なくても、毎日を楽しく生きるヒントを見付けてみよう。
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春夏秋冬とは4人が登場するだろうと思ったら、親子にそれぞれの過去の関係性があり、あーこれこそ山本甲士さんだって嬉しいって事。マジックの噂はどんなふうに広がるのだろうかな、朝晩の散歩をするだろう犬の生活に合わせてとか答えが待っててくれる。寝酒も無くなった早起きして身体が軽くなるとか...
春夏秋冬とは4人が登場するだろうと思ったら、親子にそれぞれの過去の関係性があり、あーこれこそ山本甲士さんだって嬉しいって事。マジックの噂はどんなふうに広がるのだろうかな、朝晩の散歩をするだろう犬の生活に合わせてとか答えが待っててくれる。寝酒も無くなった早起きして身体が軽くなるとか、神経痛が出なくなったとか自分が老いて動けなくなって松島さんが後の事はしてくれると諦めたチヨさんが2階部屋の掃除して困っている親子を引き取る 孫の親友に会えるのと孫の本心を知る。結末が幸せな前向きな所が好きです
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第一弾が好印象だったので期待大で読み始める。 春夏秋冬4話からなる各4人の主人公の元にふらっと訪れる1匹の黒柴「マジック」。 各人の運命まで変えてしまう「マジック」。 全話少しづつ繋がっついて、ラストの章で総決算! 第一弾とは違う印象終わり方で、第三弾が楽しみ♪
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第一話がいいなと思ってたけど、最後まで読んだら、原屋敷さんの話が一番良かった。将くんの謎が解けたときの彼女の気持ち、すごくよくわかる。よかったね。
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急性骨髄性白血病で亡くなった警察官の父の次に父親として来てくれた製材所で働いている重さんとの関係を取り持ってくれたり、父親にも母親にも育児放棄され、婆ちゃんが親代わりで育ててくれたのだが、高校1年生の三学期にくも膜下出血で亡くしてから凄く短気な性格だった男をマジックと言う犬が...
急性骨髄性白血病で亡くなった警察官の父の次に父親として来てくれた製材所で働いている重さんとの関係を取り持ってくれたり、父親にも母親にも育児放棄され、婆ちゃんが親代わりで育ててくれたのだが、高校1年生の三学期にくも膜下出血で亡くしてから凄く短気な性格だった男をマジックと言う犬が真っ当な道で真面目に働くことを教えてくれたりする物語です。 こんな犬に出会いたいですね。
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前作から引き続きの2作目。 相変わらずワンちゃんが可愛くてほっこりします。 各話の最後は、必ず別れのシーンになってたんだけど、最終話だけは違う。 なので3作目にも期待したい。
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迷える人たちをよき方向に導くという不思議な能力を持つ犬・マジックの1年を描くハッピーファンタジー。 春夏秋冬の4編からなる連作短編集。シリーズ2作目。 * * * * * 各話の登場人物にうまく関係性を持たせるなど実によくできた構成で、1作目よりさらにおも...
迷える人たちをよき方向に導くという不思議な能力を持つ犬・マジックの1年を描くハッピーファンタジー。 春夏秋冬の4編からなる連作短編集。シリーズ2作目。 * * * * * 各話の登場人物にうまく関係性を持たせるなど実によくできた構成で、1作目よりさらにおもしろかった。 個人的に気に入ったのは「夏」編。ヤンキー崩れの不器用な男がマジックの絶妙なレッスン( 調教⁉ )によって次第に人間ができてくる話で、マジックの賢さがよくわかります。 自分を客観視して適性を知ること。そしてその適性を活かした仕事に力を尽くすこと。それらは自立するための大切な要素です。 それらができて初めて人から信頼されるようになり、信頼されるとその信頼に応えようと努めるようになるのです。 この好循環が軽快なタッチで描かれていました。このテンポよくことが運んでいく心地よさこそ山本甲士ファンタジーの真髄でしょう。 ひとつ気になるのは最終話のラストシーンです。 本話の「迷える人」であるチヨが孤独から解放されて前向きに生きられるようになっても、マジックはチヨの元を去らないまま話が結ばれています。これは、1作目から続いてきたエンディングパターンと大きく異なります。 もしかしてマジックは、チヨの古家を自分の終の棲家と定めたということなのでしょうか。 ( マジックもいいおトシみたいなので。) 特定の飼い主を持たず、神懸かり的な賢さで迷える人たちを救い助ける犬・マジックの活躍。まだまだ読みたく思うので、この見立てがどうか外れますように……。
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毎度のパターンは同じなのに、マジックのツンデレとしっかりとした各章のストーリーが全体的にうまくつなげられていて、とても面白い。
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