犬を盗む の商品レビュー

佐藤青南(著者)

2024/10/09

面白くて読みやすくて驚かされて、大満足な作品でした。
私は幼い頃猫を飼っていて、ずっと兄弟のような存在だった。
可愛がって可愛がって、亡くなった時は本当に悲しくて。
虐待する人の気持ちや殺処分する団体が本当に理解できない。

先入観は本質を見抜くことの妨げになるということをつくづく思い知らされる結末。
犬目線の語りも合間合間に入っていてほっこりするし、刑事たちの行動やどんどん真理に迫っていくスピード感もハラハラして揺さぶられました。

2024/10/05

犬目線の言葉が可愛い
犬も大事な家族なので、最後まで大事に育てて欲しい。
文章にも、その想いの言葉が書かれていて…
確かにそう！っと思わず、言葉がでました。 笑
結末は、ちょっと意外な感じもあり
楽しめる作品だと思います！

2024/09/27

犬と暮らしている身として、犬の置かれている状況や心情に、心苦しくなる場面があった。
犬アレルギーの上司の刑事と、犬好きな部下のコンビが絶妙なバランスで良かった。
犬目線で語る場面で、飼い主を「わし」や「あたし」「俺」と呼ぶのが面白い。

2024/09/21

全犬好きに読んでほしい。
犬好きだったらする行動・しない行動があるよね〜。
時折入る、犬視点の語りが愛おしい。

犯人は予想しやすいのでミステリーの展開としては弱く感じた。

2024/09/22

難しい用語が一切なくて非常に読みやすく、エンターテイメント性の高いミステリー小説でした。
巧妙に読者が勘違いしながら読み進める仕掛けがあったり、犬視点の語りが面白かったりと、楽しませてもらえました。
真希の傲慢さにはイライラしたけど、彼女はこれからどうなるんだろう。
「真希は物事をよく見すぎる。よく見ようとし過ぎて、まわりが見えなくなる。でも、世の中はなんでもはっきり白黒つけられることばかりじゃない。」
うんうん、その通り。
でも自分にも当てはまるなと、ひやり。

2024/09/11

お気に入りの作家さんの作品でタイトルが面白そうだったので読んでみました！やっぱり面白かった…そして最後にどんでん返しもあってビックリでした！！

2024/08/05

オーディブルにて。

ちゃんとミステリーなんだけども、心温まる。
実は身近に犯人が…っていう王道がやはり好き。
でも自業自得とはいえ離婚を告げられたまきはどうなったんだろう、とのもやもやは残る。
総じて楽しめた。

2024/08/02

『犬を盗む』
ってどんな作品だろう気になって
レビュー見たら悲しい話しじゃなさそうだし
読んでみたらサスペンスでした。
所々のワンコの独り言が特に好き、良かった。
実家で番犬とらして暮らしてた犬も色々考えてだろなと思った。

少年時代に新聞ではバットで父と母と飼い犬を殺した人物が、
犬を飼い始めた‥
基本的に人が飼ってる犬の駄目でしょ。誘拐した。
ワンコを誘拐した訳‥
オススメです。

2024/07/02

初めての作家さんなのでよくわからず、
ただ、犬好きゆえに見過ごす事のできない可愛い表紙の絵、タイトル「盗む」に興味津々。それだけで購入してしまった。
、、、のにしばらく読むのを忘れていた。

という事で慌てて読む、、ほぼ一晩で読破できるほど読みやすかった。

とても面白い！
各章毎のワンコ自身のセリフの部分、犬好きの人ならきっと理解できるだろう。
うん、そうだね。ワンコもヒトと同じように感情もあるよね〜。それだけでも可愛すぎて私は満足。

でもこれはちゃんとミステリーなので、テンポよく話が進み、、、突然の真相究明と予想外のラストにはびっくりだが、とても爽やかで気持ちが良くて大満足。
犬好きさんにぜひ読んでほしいな。
またこの作家さんの他の作品も読んでみようと思う。

2024/06/04

うん、いい感じに騙された！
犯人だよね、犯人だよね、え？違うの？
あれ、でももしかして…てな具合。

犬好きなひとり暮らしの老女が殺された事件と
最近急に犬を飼い始めたバイト先の先輩を
ひそかに身辺調査している青年の話が
並行して描かれ、だんだんひとつに合流する。

犬が苦手な刑事さんの気持ちがよくわかる。
でも単に苦手じゃなくて
アレルギーだったんですけどね。
それが事件の解決にも関わってくる。

あと、ドッグランに集まる飼い主さんたちの
マウントの取り合いも怖かったですわ〜。