大正女官、宮中語り の商品レビュー
宮中の女官の呼び名が一字では「高級女官」でないのだが、「貴重な聞き書き」を鵜呑みにした編者は知らないとしても解説者は「象徴天皇制の研究者」なのに知らないのだろうか?この本にある「関屋事件」なるものは関屋貞三郎の経歴さえ知ればあり得ない事が分かるのに、解説者は版元の御用研究者なの...
宮中の女官の呼び名が一字では「高級女官」でないのだが、「貴重な聞き書き」を鵜呑みにした編者は知らないとしても解説者は「象徴天皇制の研究者」なのに知らないのだろうか?この本にある「関屋事件」なるものは関屋貞三郎の経歴さえ知ればあり得ない事が分かるのに、解説者は版元の御用研究者なのか?もし関屋貞三郎が(多分)宮内次官当時、土足で宮中三殿へ上がったら、その時点で経歴が終わり、中央協和会理事長や枢密顧問官にはなれない。おそらく関屋貞三郎は無教会派、衣子夫人は聖公会信徒なので「耶蘇の夫婦」といったところで生まれた噂話でもあったのか?この解説者は岩波の「昭和天皇拝謁記」2の解説でも在日コリアンの法的地位の変遷を知らないらしいので「王公族の法的地位の変遷」など書かない方がいいのに。
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宮勤めの貴重な資料や話がひたすら続き、まるで御伽噺を読んでいるよう。しかし平民に対してはっきりと下に見た発言をされると不快感がすごい。宮仕えを知りたくて手にしたけど上級国民色がとにかく強い本だった。
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