森林列島再生論 の商品レビュー
著者の塩地博文さんと文月恵理さんから頂いた1冊。これから著者の方々とワクワクする面白い仕事がスタートするかも。同書を今ワクワクしながら読み進めています。
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木に関する業界にいるため、勉強のつもりで読んでみたが、とても面白かった。 日本は森林大国だ。 その資源を上手く活かせれば競争力があるのに、それをせずにここまで来てしまった。 見直しが必要。
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※このレビューにはネタバレを含みます
森林について深く知りたいと思い読んだ本。 おもしろい。 メモ ・横架材における輸入材の強さ。国内自給の低さ 自給率向上の立役者は低位階層製材と可燃燃料への供給による ・世界的な人口増による需要増と海上輸送コスト増は今後のトレンドとして定着するだろう ・スギ原木1m3あたり1.8万円、ヒノキでも2.7万円 ・所有者不明林地28.2%、不在村地主24% 直接交渉する相手がわからかいのが半分以上 ・立木資産は資産化され伐採時に売上原価として計上される ・将来CFを予測するために必要な構成要素 立木生産の収支 立木販売以外の副収入、森林保険、森林認証の取得コストなど実際の森林経営で発生する収支 森林資産への投資を想定したプライシングに必要となる林地購入価格と売却価格などの予測地 ・米国TIMOの平均名目リターン 10-15年の平均5.7% 内訳は4割が木材生産、6割がキャピタルゲイン ・森林ファンドの投資リターン追求のためのマネジメント 期間損益の確保 減価償却伴う先行投資や徹底したコスト管理、木材最適販売方法追求 資産価値向上 集約化による規模経済、数理モデルによる材積予測、最適伐採期算出など インセンティブ経営 報酬制度 強固なガバナンス 専門的スタッフ、分業体制 ・最重要ポイントは再造林育林可能な適正価格で立木を販売すること。そのために供給側が団結して新たな木材サプライチェーンのフローを作り出す必要。 ・日本の林業は単体での産業化は難しい。 建築のデジタルデータと繋がり、木質バイオマストいうエネルギー産業との共存を図る森林連結経営によって日本の森は蘇り、新たな価値を生むことができる。 ・有効な触媒は大型パネル。 ・川上と川下の情報連動、中間土場の整備など物流フローの強化、プロジェクトファイナンス的な相対取引関係の構築、垂直的連携、系列化のための諸策
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