肌に流れる透明な気持ち の商品レビュー
【言葉にするほどでもない日常の一コマ】三茶にあるtwilightという、それはそれは美しい本屋さんでたまたま出会った歌集。 些細な日常の中にも小さな愛があって、大事なのはそれを見つける目であって、それをしまえる余白をこころに持っておくことであったりするのです。
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装丁に惹かれて買ったけど、わぁ、好き…!ってときめく短歌が思ったより多かった。 ときどきくすっと笑ってしまったり。 装丁だけじゃなくてタイトルもぴったりで、あとがきも素敵だった。
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「あなたの好きな本を読むときは 一言一句にあなたがいるなあ」 日常のほんの一瞬に見つけた宝石を三十一文字にしていらっしゃる。
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私にとってビビビッとくる言葉に頻繁に出会えるかと言われればそうとは言えないのですが、この紙の質感と空白と空間が好きで、なんだか惹かれてしまいますね。
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あとがきが印象的だった ・またなんかで/普通に会うんだろうけど/心の離島でずっとすきです ・満ちている時に会いたい君が好き/満たしてくれる人よりずっと ・なんとなくほっぺ触ったら想像とちがってそれからすべてがちがう ・どうしても/名前思い出せないけど/10分泣いた理科の先生
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短い文章だから短時間で読めるだろうと思っていましたが、考えれば考えるほどに面白く、読み終わった頃には季節が一つ変わっていました。とてもお洒落でいい作品でした。
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そういえば、短歌に重ねるのはほとんど恋だ。ぜんぶかけ違わずに恋人になって、1つかけ違って他人になる。麻薬みたいな恋じゃなくて、たんぱく質たっぷりの愛がいいな。 ・ 指、とか、 穴、とか、 言葉にできないことちゃんと覚えておいてくれてありがと ・ 楽しいだけとかって たぶんもうなくて 楽しいたびにすこしせつない ・ あなたの好きな本を読むときは 一言一句にあなたがいるなあ ・ 満ちている時に会いたい君が好き 満たしてくれる人よりずっと ・ マックポテト かじる やわらか べろのつぶつぶぜんぶに記憶はねむる ・さまざまなパーツがそれぞれ生きていて、その集合体が「わたし」なんだと思う。たまに、思考が何重にも重なったり、バグってとんでもない行動に走るときがあるけど、わたしはたくさんのパーツと微生物とともに、いわば共和国として生きているからしょうがない。わたしの意思がわたしに浸透して、共和国全員で時間通りに電車に乗ったり、長い時間をかけて仕事を達成したり、他人と家庭を形成したり、子供を産んだりできることのほうが、むしろすごいことだ。
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シンプルに作品タイトルが美しくて好きだ。 楽しいだけ〜と、またなんかで〜、ひさしぶりに〜の歌が好き。またレイアウトがとっても魅力的。 個人的には短歌は17音の形に拘る人なので、短歌としてはあまり楽しめなかったけれど歌として楽しむことができたおかげで、好きなものがたくさん見えてきた...
シンプルに作品タイトルが美しくて好きだ。 楽しいだけ〜と、またなんかで〜、ひさしぶりに〜の歌が好き。またレイアウトがとっても魅力的。 個人的には短歌は17音の形に拘る人なので、短歌としてはあまり楽しめなかったけれど歌として楽しむことができたおかげで、好きなものがたくさん見えてきた。
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なんてことないけど忘れられない日常のワンシーンを今っぽいリアルな感覚で切り取っていて、一つ一つ読むたびその瞬間の質感がぐっとリアルにのしかかってきてうわー!ってなります。それが癖になる。肩をぱくっと食べてみる、のうたとか大好きです。 装丁も大好きで一生大切にします。
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ものすごかった。 抜群の言葉選びと表現でとにかく共感させてくる、揺さぶってくる。 たった60首の歌集だがなんでもっと早く読まなかったんだろうと思うほどの一冊。
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