満ちる腕 の商品レビュー
言葉の掛け合わせが優しすぎてよく分からなかった。ほとんど白に見えるパステルカラー。でも文体は相変わらず柔らかくて、心地よかった。
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伊藤紺さんの第二歌集。第一歌集とはだいぶ雰囲気が違うような感じはした。 短歌と詩が収録されていて、どちらかというと完璧に理解するのが難しい言葉たちが並ぶ感覚。 だけどなんとなく暖かい光を放っている気がします。
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忘れていた光景や気持ちを取り戻したような、満足感と焦燥感がないまぜになった感情が湧いてきました。 手近において何度でも読み返したい詩集です。 装丁も美しく、やわらかなピンク色や柔らかい曲線の銀の刻印に胸がときめきます。
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——— その後何度もこの短歌集を読むことになるとは、この時はまだ知らないのであった。——— というナレーションが今私の脳裏に入りました。
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液体の気持ち おなじ深度の呼吸 泣くほどにわたしの純度が増してゆく わたしの最北端 日々の湯気のようなもの お守りのような長い髪 その癖のほんのと主を知ったとき あなたに過去のあることを知る であっとなって もうどうでもよくないか?って振りかぶるときに一瞬真夏の匂い …あの街...
液体の気持ち おなじ深度の呼吸 泣くほどにわたしの純度が増してゆく わたしの最北端 日々の湯気のようなもの お守りのような長い髪 その癖のほんのと主を知ったとき あなたに過去のあることを知る であっとなって もうどうでもよくないか?って振りかぶるときに一瞬真夏の匂い …あの街の夏の匂いがふっと立ち現れる。 あの頃の私が、ちょっと羨ましくなる。
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